2013年6月5日(水)10:15 | 

2013年6月5日(水)10:15

 

今日清掃のバイトからの帰り道で、ふと思いついた。このバイトを始めてからずっと、清掃というのは社会の底辺の職業なんじゃないかと思っていた。「極めて優秀な清掃スタッフ」なんて聞いた事がないもの。母親にその事を話すと、「そうだと思うよ。だって、自分の息子が清掃のバイトしてるって、人に言えない。いくらそういう時期だと本人が言っているといっても」と言っていた。

しかし清掃員は、まちの至る所にいる。ちょっと注意して観察してみると、マンション、駅、公衆トイレ、公園、テナントビルなど、しかも、だいたいみんな同じような制服を着ている。これはすごい発見である。六本木ヒルズの清掃員も、僕と同じような制服を着て作業しているに違いない。もしかしたら、ドバイの超高層ビルの清掃員も。

清掃員は、この社会の底辺に近い職業であると同時に、どこにでもいる人達でもある。(その社会が成熟しているかどうかは、もしかしたら、清掃員がまちに居るかみてみるとわかるかもしれない。)半ばアイコン化した、誰が見てもそれとわかる制服を着ている人達。清掃員は、カバコフが「ハエ」と呼んだものたちと同じかもしれない。あらゆる階層を縦横無尽に移動している人達。闇の組織。朝、誰よりもオフィスに入るのは、その会社のスタッフではなく、清掃員である。そんなことができるのは彼らだけだ。どんな人間でも、あの服を着ていれば、その人は社会活動に参加している、とまわりに思わせる力がある。

もしかしたら交通整理の人達もそうかもしれない。いつか、どこかで知り合ったおばちゃんが、自分の、交通整理員のパートタイマーだったころの過去を、さも恥ずかしいところを見せるかのように話していた。どこで話したんだっけ。全然思い出せないけど。

2013年6月5日(水)10:15 | 2013 | 未分類 | Comments (0)

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