0719 | 

雨の予報だったけど、午前中は天気がもつらしい。今日も遊覧船に便乗させてもらった。
十和田湖には「イトムカ」と呼ばれる入り江がある。とっても奇麗な入り江で、水が青く透き通っていて日の光を受けた木々の葉と、入り江全体の空気が なんとなく白く輝いている場所。「イトムカ」はアイヌ語で「光り輝く水」という意味らしい。アイヌ語の地名が残ってるのかと思って聞いてみたら、そ もそもアイヌ民族は関東以北の地域には住んでいた先住民で、皇族を含めた大陸からの渡来人である人たちが日本に入った時に北に北に追いやったという 説がある。だから北海道だけじゃなくて東北地方にもアイヌ語の地名は残ってる。って話を聞いた。
で調べてみると、なんと「十和田湖」も「ト(湖)•ワタ ラ(崖)」というアイヌ語に由来してるらしい。知らなかった。アイヌは工芸品がすごい。グリランドの事務所に置いてあった本に載ってるアイヌの工芸 品がどれもかっこいい。。

今日もここに滞在する事にした。午後になると雷鳴が聞こえてきて天気が今にも崩れそう。オーナーが本業で使う雪上車を描いてプレゼントした。夕方、 事務所の前でなんか合コンぽい感じのバーベキューが行われていた。ここはいろんな事が起こるな。まずはどこからともなく都会風な女子達が5,6人やっ てきた。何人かはオーナーとも知り合いらしい。そのあとまたどこからともなく男性達が5,6人やってきた。こっちはみんな自衛隊員らしい。つけてい る時計がディーゼルとかオメガとかのだった。全員手書きの名札をぶらさげていた。お酒がまわってきたころには、男二人がみんなの前で懸垂を何回でき るか勝負したりしていた。みんな楽しそうだ。良いな。僕はどうも会話にうまく混ざれないけれど。

夜は自転車を借りて休屋という地域まで行って花火大会を見にいった。結構な数の人が湖に集まってた。開始前のアナウンスで
「今年で第49回となりました十和田湖水祭。予算が大変厳しい状況ですが、たくさんの地元の企業様からの協賛金によって今年もなんとか花火を打ち上 げる事ができます…」
と言ってた。「やたら切実なアナウンスだなあ」と思った。がんばれ。やっぱり焼山だけじゃなくてこのあたりも人が減ってるんだろう。花火は湖上から あげる強みを生かしていて奇麗だったけど、それ以上に見物人が多すぎず少なすぎず、そのためかそれぞれの個性がよくあらわれていて面白かった。僕のそばには2組の客がいて、1組は小学生ぐらいの子供を連れたお父さんでその子供のトークがマシンガンだった
「風がないからなあ煙が残っちゃうんだね。風があればどんどんあがるんだろうなあ。あ、今の花火って形変えられるからね。風がないから煙がなくなる の待たなくちゃいけないんだろうね。あ、これはずいぶん高いなあ。あ、上と下で同時に上がるやつだ。休むねえ。あ、いいねえ星みたいな感じが。星出 てないのに星みたいな感じが花火で。こういうとこの花火は今日500発、明日500発で1000発ぐらいでしょ。」
て感じでずーっと喋りっぱなしだった。しかも言う事がいちいち断定的で聞いてて面白すぎる。 もう1組はカメラを持った2人組で、1人はうまく撮ってたけどもう1人が毎度毎度フラッシュを焚いて撮るので目がちかちかした。その人は「撮れない わあ」って言ってた。そりゃあそうだろ。
で、帰り自転車で来た道を戻ったんだけどもう真っ暗だ。外灯がないからほとんど何も見えない。道路の両サイドはめちゃ深い森。夜って暗いんだなあ。 かろうじて道路の白線と、曇り空と森の境界線がみえるぐらい。で、ときどき車が通って道をパアーって照らしながら去っていく。そのイメージを頭に刻 み付けてその記憶の中を走る。そんな時に通るトンネルの光がとってもあったかい。トンネル嫌いだったのに。暗いとき光に集まるのは人も虫も変わんないな。


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0719 | 2014 | 未分類 | Comments (0)

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