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朝7時ごろ起きると、もうグリランドは動き出してた。早くて8時から遊覧船を出している。3連休の中日で天気は少し悪いけどやっぱり繁忙期らしくもうお客さんがいた。ここに僕がいることがもう自然のことのようになってる。馴染んでいる。そういう場所なんだここは。海の家にいるような感覚。こういう場所は好きだ。契約書とかの間柄じゃなくて、人が自然に一緒になって仕事をしてる。一昨年初めて来て、去年から手伝ってる人が

「ここには固定メンバーがいない」

って言ってた。その人は一昨年ここのボートに初めて乗って感動してから、船舶免許をとって手伝うようになったらしい。同じように船舶免許とったばかりの人(いつもは看護師をやってるらしい)がもう一人いる。

昨日花火大会で「予算がとても厳しい状況」っていう切実なアナウンスがありましたって話をしたら、昨日アイヌの事を話してくれた人が、「今まで青森観光といえば八戸で降りてレンタカー借りてそこから人が散ってたんだけど、今では八戸から青森まで新幹線が延伸した影響で青森で降りちゃうから十和田の方まで人がまわってこないっていうのは大きいと思う」って言ってた。

日中は暇だったのでボートを絵を描いて、ロゴみたいなのをつくってプレゼントしたりした。で、夕方にグリランドを出発。4キロ西にある「休屋」っていうまちに向かう。面白い地名だ。十和田神社にお参りする人がそこで休んでいったから名付けられたらしい。

グリランドのオーナーから「十和田湖バックパッカーズ」っていう宿があってそこならテント張らしてくれるって教えてもらっていた。「バックパッカーズ」というぐらいだから、勝手に40~50代くらいの濃い顔をした旅人っぽい人がオーナーやってると思ってたら、結構な年のおじいちゃんがでてきて意表をつかれた。

「テント張れる場所があるって聞いたんですが」

って話したらすぐに

「ああ、新聞で見たよ。いいよがんばってるよ」

と言って、お金要らないからうち泊まっていけよって言ってくれた。おお。新聞すごい。そういえば今日河北新報と東奥日報に記事が載ったらしい。部屋を1つ貸してくれた。そこはwifiが使えてすごく良かったのだけど、変なパスワードで面白かった。

夜出かけようとしたらなんと受付がそのまま茶の間になってて、小さい子供からおじいちゃんまでがテレビを見ながらご飯を食べていて驚いた。3世帯家族っぽい。金麦がテーブルに置いてあった。うらやましい家庭だなーと思った。こういうところで旅人とふれあいながら育ったら良い社会性が身に付きそうだな。

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Posted by satoshimurakami