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結局なにも変わっていない。あの震災は日常を変えるチャンスだったはず。日々の生活について、消 費や生産や労働や社会のシステムについて見直していけるはずだった。だけどなんか知らないけど、 どんどん元に戻っていく。僕自身も、ふと気がつくとまるで何事もなかったかのように以前の生活に 戻っていこうとしていた。あんなことがあっても何も変わらないのかと思うとぞっとした。日常が終 わらないのが悔しい。いつまでもおんなじことばかりで、いつまでたってもなんにもかわらない。み んな戻っていく。あんなに、何かが変わる気がしたのに。結局全てが消費に回収されていく。 他人に対して「お前の日常を終わらせろ」なんていうことはできない。「それでその人が幸せならい いじゃないか」この言葉にもずっと苦しめられている。 僕は、他の誰でもない僕自身の日常を終わらせないといけない。日常を終わらせるために、家を出て いかなければならなかった。当時の彼女と二人で借りたばかりの家を出ていく必要があった。家を借 りた当時は、そこで彼女と二人で生活を築いていくつもりだった。いまでも思い出すと引き裂かれそ うな気持ちになる。でもそれまでの日常を捨てて、別の日常をつくりだす必要があった。「出ていき たい」「出ていきたくない」とかそういうレベルの話じゃない。そうしなければいけなかった。他に 方法が見当たらなかったし、他に方法はないと自分に言い聞かせていた。この日常を終わらせる。日常を終わらせるんだよ。

08130705 | 2014 | 未分類 | Comments (0)

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