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ものすごい騒音のなかで目が覚めた。そういえば国道のそばで寝てるんだった。顔を洗いに外に出たら日本海の水平線が目に入って、それを見て いてロックバンドのU2の事を思い出した。たしかNo line on the horizonってタイトルのアルバムがある。水平線は自然界には存在しない。それ を見ている人がいるから存在する。人の数だけ水平線がある。同じように敷地の境界も存在しない。国境も。それを見ている人がいるから存在す るように見えるだけなのだ。

洞門というのは地名のことじゃなくて、トンネルのことらしい。よく山の道沿いにつくられてる、片方が外に開けているトンネルのことをどうや ら洞門と呼ぶ。親不知の町をでたあともしばらくその洞門が続いて道が危なかった。丸太を50本ぐらい積んだ超でかいトラックが自分の50cm 横を通り越していくのは生きた心地がしなかった。でもまた運のいいことに一部区間が点検中で片側交互通行になっていて、なんとか洞門区間を 乗り切った。途中、お腹がすいたけどしばらくお店も無いなあと思っていたら、最高のタイミングで京都の舞鶴から山登りに来た島田さんという 夫婦がアンパンとおにぎりを差し入れてくれたりして。

富山県の朝日町というところに着いたあたりのときにツイッターで「家の置き場を探しています」とつぶやいたら、先輩の美術作家から「前にそ の町の美術館で展示させてもらった事がある。連絡してみます」っていうメッセージが来た。そこに行ってみたら運良くその担当の学芸員が帰る ところに出くわして、事情を説明したら
「うちの駐車場ならいいですよ」
と言ってくれた。家を置かせてもらってスーパーにご飯を買いにいくころにはもう夜で、空をみたら赤くて暗い月があった。そういえば今日は皆 既月食だってツイッター上で騒がれていた。月が暗くなっているぶん星がよく見える。住宅街を通るとどの家もそわそわしてるうように感じる。 望遠鏡を出してみてるお父さんとか、一眼レフカメラを三脚に取り付けている若い男の人とか。

いまその駐車場に置いてある家の中でこの日記を書いている。昨日と違ってすごく静かだ。やっぱ寝るのは静かなところがいい。虫が鳴いてる。 何種類かの虫がいて、各種一匹ずつ鳴いてる。オーケストラみたい。



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1008 | 2014 | 未分類 | Comments (0)

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