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昨晩はあんまり寒くなかったのでちょっと油断して寝入ってしまったけど、明け方に寒さで目が覚め た。iPhoneを見たら体感気温1度と書いてあった。寒いなと思ったけど、1度でこんなもんかとも 思った。このくらいならもう少し防寒対策すれば乗り越えられそう。冬を越すってのは大変なこと だ。冬眠する動物がたくさんいるのもすっごくわかる。最近、体調のせいか季節のせいかわからない けれど「積極的に移動したい」っていう欲求がわかない。じっとしていたい。
アニメのムーミンの第一話は冬眠からさめるところから始まる。
「4ヶ月眠ってたら、みんな忘れちゃうんだな」
っていうセリフを、確かムーミンがリトルミイに向かって言う。それはすごく羨ましい。ヒトも4ヶ月くらい冬眠して、そのあいだは経済活動も政府も全部凍結して、春からまた再開っていう風にしたら良い感じになるんじゃないか。色々と嫌な事を忘れられるんじゃないか。争いも少なくなりそう。僕の住んでいるこの街はなんだかスピードが速すぎるので、冬を冬眠ですごすムーミン谷のゆったりとした感じが羨ましい。

今日も快晴。お寺を出発する前に、敷地を借りていたお寺の人が蜜柑と柿をそれぞれ12個ずつくらい渡してくれ たんだけど、そんなに持って歩けない。なので4個ずつに減らしてもらって出発した。蜜柑は最高の食べ物なので、もらった4個は出発して30分後には食べきっていた。蜜柑は美味しいし食べやすい。 数キロ歩くと神戸市に入る。このへんはだいたいどこを歩いても北側に山が見えて、反対側には海が ある。国道沿いをずっと歩いて、交差点で右を見るたびに山があるので東西南北がわかりやすい。 「海と山のあいだの少ない平地につくられた街の中を歩いてる感じ」がいつもある。歩いてたら知らないおばちゃんが
「がんばって」 っと言って僕に千円をくれた。この千円を何に使おうかと思ってツイッターを見ていたら、昨日の僕 の「敷地を探しています」っていうツイートをリツイートで拡散して協力してくれた「いろは」って いうカフェが六甲駅の近くにあることを発見して、通り道だったので行ってみることにした。

「いろは」は客席が8席の小さなカフェで、かわいい女の人が一人で経営してる。

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彼女は僕の日記を 6月くらいから読んでるらしく、何も説明せずとも事情を分かってくれていて、すぐ打ち解けた。
基本的にのんびりした印象だけど突然予想外のリアクションをしたりする。リズムがずらされる感じ。それが心地良かった。なんかのんびりした雰囲気を醸し出しつつ、カフェはしっかり経営させてる。すごい。創業3年目らしい。ここで敷地のアテを聞き出せればラッキーだなあとは思っていたんだけど、相談したらまさかの
「ここ使っていいですよ」
ていう返事がきた。

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いろはの前には気持ちの良い神社がある。倉庫がずらっと並んでる。

Posted by satoshimurakami