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小森瀬尾の展示を見た。

小森と瀬尾は震災後から岩手の津波被災地に引っ越して、ずっと制作を続けてる。それは長いあいだ同じところの取材をしつづけるようなことで、そんな風にひとところに居ながらにして、外部の人間であり続けるのは気力がいると思う。瀬尾はそれを「小森と2人だからできたと思う」と話してた。

彼女たちの事を見ていると「建てること」に対する感覚が研ぎ澄まされているのがわかる。小森と瀬尾の展示リーフレットに「そこに住むという旅」という言葉があった。住むというのは方法のことで、住宅とかのモノのことではない。そこに建てられている住宅にどれだけ立派なキッチンやお風呂やトイレがついていても、それは住む機能をもってはいない。住むという機能は住宅の側には宿らない。住むということはむしろほとんど旅に近い。とどまりながら旅をして、住みながらつくる小森瀬尾メソッド。方法をつくるための方法をつくっているというか。とにかく刺激的で、同時代的にエモーショナルでどきどきする。

0711 | 2015 | 未分類 | Comments (0)

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