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尾道のコインランドリーにいる。洗濯機が回り終わるのを待っている。そのあとは乾燥機に移さないといけない。
今日は朝雨だったけど、すぐにやんでくれた。10時前には福山の寺町を住職やお寺の皆さんに見送られながら出発して、国道2号線沿いに20キロくらい歩いた。 

道中、パトカーから「ガンバッテー!ガンバッテネー!」と声をかけられた。その後別のパトカーの警官から久々に職質をうけた。警官の話によると、オバマ大統領 の警備がきびしくなるのは三原の空港あたりかららしく、尾道市のあたりはむしろ警官が減っているらしい。 
あともう少しで尾道の市街地に入るというあたりで、やたらテンションが高くてよ くしゃべるお兄さんに話しかけられた。最初は「こんな重いもんを運んで旅してる んだから根性があるに違いない。うちで雇おう」みたいに思っていたらしい。

「うちシャワー使えるよ!尾道東高校にまできたら電話くれれば、迎えにいくよ!」 

「お待ちしてまーす」

 と言って別れたのだけど、東高校に着いて電話したがつながらず、30分くらい待 って何回かかけたけど結局繋がらなかったので、あきらめて自分で敷地をさがすことにした。 
尾道は川と山に挟まれた坂の多い町で、お寺も多い。これだけお寺がおおいと「どこかではOKもらえるだろ」と安心できる。

お洒落な雑貨屋さんとかカフェもある。道が複雑に入り組んでいて路地もたくさんあり、歩いていて楽しい。道を走る車も歩行者を優先してくれる雰囲気がある。昔から観光地だけど、ここ最近有名になったと町のおばちゃんが言ってた。
1軒目に訪ねたお寺は

「住職さんが今出てるのでなんとも…」

と断られた。 

2軒目ではめちゃ人の良さそうな若い住職さんがでてきて 「ああ、いいよ。好きなとこに」 と笑って快諾してくれた。トイレも境内にあるらしい。お寺の庭の手入れをしていたおばちゃんやおじちゃんた ちも、かなりウェルカムな雰囲気で迎え入れてくれた。「ちょっと散歩してきます」と言ってお寺を出るときに「いってらっしゃい」 「迷子になるんじゃないよ」と言われた。 


広島県尾道市長江
家を置いてまずはお風呂に入ろうとおもったけど、もう換えの服がない。三日分の下着ではさすがに回すのが大変なので、Tシャツとパンツを町のイオンで買って、その近くに運良く銭湯があった(尾道は銭湯が3軒もあった)ので入り、またその近 くに運良くコインランドリーがあった。この文章を書いているあいだ に、一人お兄さんが来て洗濯機の中の服を回収し、しばらくして別のおじさんが一人来て、洗濯機のなかの服を乾燥機に移して帰っていった。 

Posted by satoshimurakami