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労働者は雇い主を失っても死ぬことはない。彼らは働き続けることができる。しかし雇い主は、労働者を失ったらお金を得ることができなくなる。よって雇い主のほうが労働者に依存しているということになる

今日作業しながら、労働について考えてたらこの意味がなんとなくわかったような気がした。たしかエンデの本でみたフレーズで、当時の僕にはよく意味がわからなかった。

スウェーデン人はほとんど現金を持ち歩いてないらしい。みんなカードを使って支払っている。ラーズはスウェーデンは変わった国だと言って、現金を持たない、ポストカードもない、CDも持たない、音楽は全部携帯で持ち歩いてると言ってた。ラーズからいくつか美味しいビールを教えてもらった。スウェーデンには何百というマイクロブリュワリービールがあるらしく、彼はそれが好きだと言ってた。大きな工場で作ってるようなビールは絶対に買わないと。

 

こちらのホームセンターでは発砲スチロールはとても安く、木材も安い。そんで種類が豊富。ペンキは日本と同じくらいか日本より高いけど、色がものすごくたくさんある。

ケルヒャーの掃除機を前に、おそらくどれを買うか悩んでいる夫婦をみて笑ってしまった。ここにも生活がある。この愛おしさはどこからくるんだろう。僕の滞在してる部屋の向かいのアパートの二階の部屋では、夜になるとテレビがつく。昨日はサッカーをみてた。時々チャンネルを変えてるのがわかる。仕事してメシ食って寝るっていう毎日の営みは世界中どこでもやってることで、いろんなバリエーションでそのディティールを想像すると愛おしさがわいてくるけど、この愛おしさはどこからくるのか。いつかこのへんを探ってみたい。トイレを流し忘れた兄ちゃんを怒る妹とか、ホームセンターでどの掃除機を買うか迷ってる夫婦とか、സഗംരാの്ദതംസലാからの帰りを待つസര്がൈല്と一緒にാസംജതതをしてるところとか、まあなんでもいいんだけど、この愛おしさは変わらない気がする。

 

スウェーデンの人はみんなDIYが好きそうな感じがする。こっちの家の寿命を聞いたら100年くらいじゃないかと言ってた。みんな綺麗で新しく見えると言ったら、みんな建ててから日々のケアをしてる、年々コストを増やしながらも家を綺麗に丈夫に保つと。日本には廃墟や空き家がたくさんある。なぜスウェーデンではそうならないのかと聞いたら、私たちは空き家を必要としているからだ。建てるのはお金がかかるから空いてる部屋を使う。みたいなことを言ってた。しかし日本では空き家があっても持ち主がわからなかったり、行政が捕捉できてなかったり、持ち主がいても貸してくれないという事情がある。このへんはまた掘り下げて聞いてみたい。

Posted by satoshimurakami