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昨日OPEN ARTのキュレーターのラーズと初めて対面した。メールで一番最初にやりとりした人。眼鏡をかけた知的なおじさんという感じで、僕はとても好きになった。彼は「19日に東京から君を紹介してくれたキュレーターが来るから、それまでに家の制作をおわらせておくのがいいと思う。それがグッドアイデアだと思う」と言い、僕はとりあえずトライしてみるということになり、のんびりとやっているわけにいかなくなった。あと1週間ちょっとしかない。

でもラーズがいうならそうしてみるか、という感じになる。彼はまた「物事は2回聞け。2回聞けばお互いにわかる。」と言ってた。僕はそれをききながらにやっとしてしまった。「2回聞け」の「two times」の言い方が印象的だった。「ここで一番安いビールは何か、良いレストランはどこか、なんでも気になることは聞いてくれ」とも言ってくれてとても楽になった。

今日はオープンアートのオフィスに言って、ラーズともう一人の女性と3人でコーヒーを飲みながら話した。このコーヒーブレイクの時間をフィーカという。スウェーデンではフィーカを午前と午後の1日2回とると言ってた。

そこでラーズが繰り返し「これはアイデアにすぎない」「可能なアイデアを増やしていこう」「すこしずつ決めていこう」「いますぐに決めなくていい」「すこし考えたほうがいい」というような言い方をしてた。このラフさを言い切る感じが面白い。根詰めて考えるようなムードになりにくい。また、英語で細かいニュアンスを伝えられないので、その分はっきりざっくりとした言葉の掛け合いになって、対立意見もあっさりいえそうな良い空気を生むこともあるもんだと思った。

夕方なおこと電話して、ポケモンGOがアメリカでリリースされて大変な反響を生んでるらしい。このアプリの最初のPVが初代ポケモンのワクワクを思い出させてくれる素晴らしいビデオだ。最初のポケモンの衝撃は本当に凄かった。「全く新しいものが突然リリースされた」という感じがした。当時の151匹のポケモンは、現実の動植物へのリスペクトを感じる、とてもリアルなデザインだった。みんな個性的で、見ていて全然飽きない魂がこもったデザインだった。RPG要素もあり、集める要素もあり、他人と通信できるようをもある。なんであんなゲームが作れたんだろう。なにかモデルがあったのかな。なんていう話をした。これだけ離れていてもインターネットのおかげで、良い音声でしかも電話代がかからずに通話できるのは本当にすごい。

 

Posted by satoshimurakami