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今は、エーレブルーの中心からすこし南のほうに行った一軒家の庭にいる。ここもOpenArtのスタッフのソフィアが紹介してくれた家。建てられてから90年くらいの家で、白いセラミック製の綺麗な薪ストーブがあって「これは昔からあるトラディショナルなストーブなの」と言ってた。スウェーデンの家は基本的に背が高いけれど、この家はまわりと比べても背が高くて、地階ではこの家のお母さんがお店をやってる。映画や歴史的な人物や動物やよくわからないいろんなものにコスプレできる服や小物を貸したりしている店。服をいろんなところから集めてきたり自分で作ったりしていて、その膨大なコレクションが地階に詰まっていた。当然、一年で一番忙しい時期はハロウィンらしい。

昨日、夕食(ポテトとサーモンとサラダとパンの、ティピカルスウェディッシュなご飯をつくってくれた)を一緒に食べているとき、家族でゲストハウスをつくっているという話をしてくれた。ここから車で30分くらい走った湖のほとりに、1年ほど前からお父さんが中心になって、完全セルフビルドでゲストハウスを作っているという。工事はほとんど終わっていてあとは水道パイプをつけるだけだと言っていた。スウーェデンでは25㎡くらいまでの小屋は自分で作れるらしい。お母さんがわざわざパソコンで写真をたくさん見せてくれた。家族みんなで壁の骨組みを立ち上げたり、家が完成して誕生日パーティーをやったり湖で泳いだりしてる写真を見て、この家族がこれまで共に過ごしてきた時間が流れこんできて、なんだかえらく感動してしまった。

この家の隣は、外国(たしかポーランドと言ってた)から来た出稼ぎの人たちの家で、スウェーデンでは建設現場などで多くのポーランド人が働いてるらしい。同じように、スウェーデン人もノルウェーに出稼ぎにいくという。「スウェーデンよりもノルウェーは物価が高い。だから出稼ぎにいくんだ。とても簡単に行けるから、カフェとかレストランでしばらく働いてお金を稼いでくる。言葉も近いからお互いに理解出来る。」と言っていた。

翌朝「マッシュルーム」と呼ばれているウォータータワーに連れて行ってくれた。特徴的な形をした貯水塔で、エレベーターで上に上がれて、エーレブルーを見渡せる展望台がある。登ってみたわかったけど、エーレブルー周辺は地形はフラットで高低差がない(スウェーデンは北のほうにいくと少しずつ山になっていくらしい)。そして周辺をぐるっと森に囲まれていて、大きな湖も見える。50メートルくらいの塔だけど、街は全て見渡せる。コンパクトさがよくわかる。

そのあと、小さな家がたくさん集まっているという場所に連れて行ってくれた。行ってみるとフェンスに囲まれた敷地内にたくさん小さい家が集まっている大きな庭のような場所だった。もともと大きなサマーハウスを持てない労働者もサマーハウスを持てるようにと企業が土地を用意し、そこにそれぞれが小さな家を建てたらしい。今ではサマーハウスとして使ってる人もいるけど、宿泊施設としても貸してる家もあるみたい。こういう庭がエーレブルーの中だけで他にもいくつかあると言っていた。

あと、車に乗りながら旦那さんがある大きなビルを指して「この建物がみんな気に入らないんだ、周りと色が違うから」と言っていた建物があった。確かに少しばかり派手な印象はあるけど僕には十分控えめなカラーリングに見えた。

もう8月だ。東京では新しい都知事が決まった。この家のお母さんは、先日津久井で起きた障害者施設での殺傷事件のことを知っていた。このニュースはこちらの新聞でもテレビでも取り上げられてるらしい。

08011044 | 2016 | 未分類 | Comments (0)

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