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2日、黄色い家の庭にいるときにNAっていう地元の新聞が取材にきた。記者とカメラマン二人できて、僕から20分くらい話を聞いて写真を撮って帰っていった。翌日の3日、その記事が載った新聞が出たと人から聞いたので売店に買いにってみたら、僕の写真が1面トップにでかでかとあって「satoshiは家を置く場所を探しています」みたいな見出しと一緒に載ってて目を疑った。まさか1面に載るなんて全く考えもしてなかった。柔軟な編集部だなあと。あとで人から聞いたんだけど、いまこのあたりには地方紙がこの一つしかないという。スウェーデンでは近年「新聞クライシス」があって、かつてはたくさんあった新聞社はどんどん潰れてしまい、このNA誌もとても大きなオフィスを持っていたけど、今では小さくなってしまっているらしい。ちなみに新聞は20クローナだった。日本の倍くらいする。

2日に家ごとOpen Art Officeにいったん戻った。今日は教会に行く予定だったのだけど、スタッフの一人のエリンが、今日このオフィスの上にある屋上庭園で寝てもいいっていう許可をもらったというので、急遽そこを今日の敷地にすることになった。このオフィスはKäramarenていう、ここらでは有名な大きな建築物の中に入っていて、4階あたりの部分に屋上庭園がある。屋上庭園から上にも二つの建物が伸びてるんだけど、そこはマンションになっていて、その庭園には普段はマンションの住人しか入れない。今回はそこに入る許可をもらえたらしい。それを聞いて、スタッフのソフィアも「行ったことないから私も行ってみたい!」みたいな感じで盛り上がり、さらにNAの記事をみたという地元テレビ曲の記者も来て、結構な大所帯で屋上庭園にあがった。

今までで一番大きく作った家を背負いながらあまり広くない階段を苦労してあがり、あと一つ扉を越えれば屋上庭園っていうところまできて、家が扉を通らないっていう事態が起きた。他に入り口がないか探しにいってくれたりしたけど見つからない。僕の家は屋根部分がすこしでっぱってるので、試しに屋根を外してみた。僕は外せば入るだろうと思ってたけど、屋根をはずしても、側面の窓の飾りとしてつけたでっぱりが引っかかって入らなかった。あと1.5センチ扉が大きければ入るという感じ。そこで今度はテレビのクルーの人が、ドアクローザーのせいで全開になってない扉を全開にすれば通るんじゃないかと言って、ソフィアがドライバーをオフィスからもってきて、ドアクローザーを扉から取り外して、それでようやく入った。

テレビの取材は生放送じゃないとはいえ、英語で自分が考えてることを説明するのはかなりきびしかったけど、まあそれなりに伝わったと思う。英語を話す上で大事なのは、自分は話せないと思うんじゃなくて、自分は話せていると思うことが大事だというのもわかってきた。最後に「見てる人になにか伝えたいことはありますか」と聞かれ、「I will make my exhibition that visitors can carry my house,so please come and feel my heaviness」と答えて、答えた後に「feel my heaviness」っていう言葉が口をついて出てきたことにびっくりした。日本語での会話だったらまず出てこないくらい積極的なワードだ。でも考えたらこれまでこういうことを言わなかったのは不思議だ。

屋上庭園は、事前にエリンが「私は日本の庭園のような印象をもったわ」と言ってたけど、たしかに池があって、石があって、木が植えてあって、どこからか水の音が聞こえて、そういう印象をもつのもわからなくもない。ただ日本の庭園と決定的に違って、地面が芝生でできていて、どこででも座ってピクニックができそうな雰囲気が漂ってる。いわゆる日本庭園は多くの場合、その中に入っていってそこらに座り込むものではない。でも、今日の朝地元のラジオの記者(新聞、テレビときて、今日はラジオの取材も来た)も「この庭は日本を思い出すね」と言ってて、なぜこの雰囲気から日本を感じるのかはとっても興味深い。

08042042 | 2016 | 未分類 | Comments (0)

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