05062150

アルセナーレをみてきた。疲れた。とにかく頭脳戦だ。全体的に、第三世界というか、非ヨーロッパの作家が多かったように思う。まだステートメントをちゃんと読み解いていないけれど。知らないアーティストばかりで、あたまが開かれっぱなしで消耗した。新しい作家の作品を見るのは神経をつかう。面白いのもいくつかあった。100点以上の作品をずーっと見ていて、なんか人間ばっかり見ているなと思って、疲れていたところに、Nevin Aladag(トルコ)の遊具を動かして音を鳴らす映像作品と、大きな蛾のようなものをカーペットでつくっていたPetrit Halilaj(コソボ)の作品に救われた。もしかしたらアーティストは人間ばっかり見すぎかもしれない。あとGuan Xiao(中国)の作品には笑った。アルセナーレには、目が嬉しいタイプの作品というか視覚体験として嬉しい作品がほとんどなかった。とにかく頭脳戦を強いられる。そしてまさかの、去年茨城の芸術祭で制作を手伝ったミヒャエル・ボイトラーの作品もあった。あのドイツ人は今回も水に浮かぶ巨大なストラクチャーをつくっていた。サムは今回も来たんだろうか。あとアルセナーレ会場にはいくつかナショナルパビリオンもあって、そこで見たイタリア館が面白かった。連日展示を見すぎて、頭が変な状態に硬直している。アウトプットが必要だ。というか連日動きまくっていて疲れているのか?結構寝ているのに。

明日はここをチェックアウトする。朝早く起きて撮影をして、チェックアウトして、荷物をここに預かってもらってヴェニスをもうすこし観光して(気力があればグッゲンハイムに行きたい)、夜行バス(再び)でローマに行くことにした。サン・ピエトロ大聖堂が楽しみ。

Posted by satoshimurakami