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結局ストックホルムにユーレイルパスはなかった。ツーリストインフォメーションのスタッフ二人に、念のため別々に確認したが二人ともから「ユーレイルパスはこのあたりではオスロとコペンハーゲンにしかない」と言われた(ちなみにSJ(スウェーデン国鉄)の切符売り場のスタッフに聞いたら「ツーリストインフォメーションで帰るかもしれない」と言われた)。スウェーデンで店頭販売してるところは一箇所もないということだ。びっくりだ。

その日と翌日は、ドルトムントの宿をすでに取っていたのでドルトムントには着かなければならない。なので普通に高速電車のチケット(ストックホルムから2万円くらい)を取ろうとしたら、なんとすでに予定していた時刻発の電車はSoldOutしていた。その電車にのるために朝6時の電車に乗って来たわけだけど、それに乗れないということになった。とりあえず落ち着こうと、駅構内のフードコートの椅子に座って、これからの1週間の予定を立てた。この時初めて、ちゃんと移動手段や宿を丁寧に調べながら予定をたてた。予定を立てるのが遅すぎる。加藤巧さんの「安くするには計画せな」という言葉が思い出される(正確にこういう言い方だったかは思い出せない)。ドルトムント(ミュンスター)→カッセル→ベルリン→ヴェニスという予定が組み上がった。その日は夜行電車でコペンハーゲンまで行き、翌日1日かけて電車でコペンハーゲンからドルトムントまでいこうということになり、夜行電車のチケットと、ドルトムントまでの電車チケット、ベルリンまでの宿をネットで取って、その日はストックホルムを観光することになった。ストックホルム中央駅の公共Wi-Fiを使って交通費を計算した結果ユーレイルパスよりも普通に行ったほうが安いということがわかり、普通電車で行くことになり、電車と宿の予約をいっぺんに数日分やった。公共Wi-Fiで宿の予約などをするのは、たぶん本当はよくない。昼間はストックホルム写真美術館(フィンランドの写真家で面白い人がいた。あとアーヴィン・ペンのコレクション展もやっていてよかった)に行ったりして、夜23時過ぎストックホルム発の寝台列車に乗った。つもりが、なんと普通のボックス席でしかも席が倒れないやつであった。僕らが乗っている車両以外は全て寝台車両なのに、この車両だけ普通の電車だ。しかもこの車両の中でもこの席だけ、2席と3席が向き合っていて、ガラスの扉で廊下から隔絶された謎の仕上がりになっている。この電車に7時間以上だ。まいった。しかも時間を過ぎても出発しない。しかもパソコンのバッテリーも残り16パーセントで、充電するコンセントもついていない。とても古い車両で、網棚的な収納のところにはなぜか壊れた肘掛けがある。幸い向かいのふた席にはまだ人が来ていないので足は割と楽にできるが、人がきたら悲惨なことになる。いま大まかに測って見たら、こっちの席の座面と向かいの席の座面のあいだは40cm弱しか離れていない。どこに足を置けばいいのか。もしかしたら私たち日本人は甘やかされすぎて来たのかもしれない。いくら安くとはいえ、夜行列車でこんな席に乗客を乗せるのはよほどタフじゃないとできない。まじでどうかしている。

06192347 | 2017 | 未分類 | Comments (0)

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