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こっちで池澤さんと話してると次々アイデアが生まれてくる。やっぱり学芸員なので、作品の収蔵や流通や売買の視点がどこかにあって、それがとても新鮮。売買とか流通とか収蔵とかいうとやらしいものに聞こえるけど、要するに作家がやっている「行為」をどうやって継承可能なものにするのか、価値があるものとして他の人にみせることができるのか、作家が死んじゃっても人がその価値を人が感じることができるものにするにはどうしたらいいのか、そういうことを考えているんだと思う。と、書くと本人は否定しそうだ。

僕は重さがなくて気軽に撮れるので、敷地を借りた写真は全部iPhoneで撮っているのでデジタルデータでしか持っていない。これは展示するときには大事な「作品」になるのだけど、この営みを、人が「作品」として買う時はどうしたらいいのか、どうやってこの「移住を生活する」という、どこを切って見せたらいいのかわからないプロジェクトを「展示」「所有」「保管」するのか考えた末、敷地の写真はスライドプロジェクターで見せるのがいいんじゃないかという話になった。スライドプロジェクターは一枚一枚を順番にみせるのでそこに時間が生まれる。敷地の写真が切り替えるあいだの時間も調整できる。「これだ!」という話になった。さらにそれは、いっぺんに手持ちのものを全てフィルム化するんじゃなくて(デジタルデータを35mmに焼き付けるのは、ちゃんとしたとこに頼んだら1コマ5000円くらいする)「敷地を借りた写真」をフィルムというモノにして所有したい人が現れたときに、その人が選んだデジタルデータを35mmフィルムに出力したらいいんじゃないかと。これはさっそくこれからやることにする。

08082338 | 2017 | 未分類 | Comments (0)

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