04101638

松本の、読書と知識の吸収が大好きな大学生が、ダンサーで優れた教員でもある先生のことについて「先生が話すことと同じことを、僕ら大学生が言っても全然だめだ。同じことを知っているのに」というようなことを言っていて、不思議な考え方だなと思ったけど、まあそう考えるのもわかるなと思っていた。でもいま気がついたが、それは少し危ない考え方だ。それで突き詰めていくと、そのへんで生きてる人なんかと話すよりも、本だけを読んでいたほうが良い。本のほうが、生きてる人なんかよりはるかに大事なことが詰まっている、だから人と話す時間を本にあてないともったいない、というような考え方になってしまうだろう。

Posted by satoshimurakami