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昨日今日とかけて歴史博物館の絵を描いていたわけだけど、車のクラクションが多いのが気になった。彼らはわりとすぐにクラクションを鳴らす性格らしい。

毎日晩御飯に何を食べようか困るのだけど、昨夜は歩いていて見つけたナンポドンのあたりにある「味松松(アジソンソン)」というご飯屋さんへ行った。なんとなく日本の牛丼屋を彷彿とさせる店で、キムさんは「韓国には一人で定食を食べるような店がない」と言っていて、たしかにそういうことが普通にできそうな店はなかなか見ないのだけど、そこには珍しく一人のカウンター席があったのだった。席にIHヒーターがあって、そこに運ばれて来たキムチ鍋を置いて沸騰させて自分で火を通してから食べるというスタイル。卵やふりかけのようなものがのったご飯もついてきて、鍋を食べたあとはその中にご飯を入れてクッパみたいにして食べる。食べ方が壁に張り出されていて、韓国語の他に英語と日本語で書かれていた。

食べ終わったあとその店のお手洗いでそのまま歯磨きをすませてしまってから(夜歯を磨くところがないので)店をでて家に戻って日記などを書いていた。そうしたら夜9時ごろに、外から複数名の若い男性の声が近づいてきた。あきらかにこちらに向かってきている。こういうときは緊張する。
声は家のすぐそばまで来た。そして突然家が揺れた。彼らが手で揺すったのだと思う。なにか話しながら(韓国語なのでわからない)家を揺すったり叩いたりしている。「きたな・・」と思いつつ、無視していたのだけど、ゆすり方がだんだんエスカレートしてきてすこし攻撃的になってきたので「なに?」と日本語で少し大きく声をだしたら「ウワー」と行って声の主たちは逃げて行った。僕は日記にもどったのだけど、1分もしないうちにまた戻ってきて、また揺すってくる。今度の相手は厄介そうだなと思った。「出るか?」と。こういう時はこっちから出て行って話をしてしまったほうが手っ取り早い。相手にもよるだろうけど。ますます攻撃的にゆすってくるので今度は「なに」と言いながらドアを開けた。彼らは声を出しながらまた逃げていく。二人組だった。後ろ姿はかなり若そうだ。
またドアを閉めて様子を伺っていたら、今度は壁にぺちぺち何かが当たる音が始まった。どうやら石を投げられているらしい。ちょっと止んでいなくなった?と思ったら、まだいる。という感じが繰り返され、めんどうなので思い切って出て行った。また逃げていく。そのまま家を出て、通りの方まで歩いて行った。そしたら二人組はなんかバラバラになって歩道にたって携帯を見たりしている。自分が投げたと僕にバレていないと思っているらしい。そのうちの一人のメガネの少年に英語で「石を投げたのは君か」と話してみたら、ちょっと驚いて「Can you speak to me?」とか言ってきたので、僕は英語で僕は日本から来たアーティストで、これは釜山現代美術館とのプロジェクトであると言った。そしたら「あいつは僕の友達なんだけど、彼が石を投げたんだ。ソーリー、知らなかったんです。あの家が『ダークハウス』(多分そう言っていた。ないか違法なものという意味なのか)に見えたから。」と言う。どっちが石を投げたのかはどうでもいいけど「ソーリー」という彼は結構真面目そうな少年で、年を聞いたら17歳の高校生だという。そしてもう一人の少年の方へ去っていった。結局石を投げた方の奴からは謝られていない。

こんなに象徴的なこと日本でもなかった・・。彼らは僕が何か違法というか悪いことをしていると判断して、いたずらしようと思ったのか懲らしめてやろうと思ったんだろうと思う。これがいわゆる私刑ってやつだ。そんな彼らに謝らせた。何か意義深いことをした気がする。ただ仮に僕がただ私的に博物館から許可をもらってやってるだけで、釜山現代美術館のプロジェクトじゃなかったら彼らの態度は変わっただろうか。こうやって石を投げられたり、場合によっては暴力をうけたり殺されたりしてしまう路上生活者もいる。怖いだろうと思う。

07082246 | 2018 | 未分類 | Comments (0)

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