2012年3月4日(日)Going Underground

このライブ音源すごく好きで何度も観るんだけど、映像の中で、ボーカルのポールウェラーのまわりだけ風が吹いてるような感じとか、彼のギターや声が、まだまだ彼の体の内部からの衝動に追いついてないような感じ!!!!!!かっこいい!!!!!何度見ても鳥肌がたつの。この時ポールウェラーは24歳!!!!!
セックスピストルズがイギリスでパンクムーブメントを牽引していたときに、ポールウェラー率いるバンドthe jamは77年に「in the city」ていうアルバムでデビューした。ほぼ全ての曲が2~3分で、ライブ音源をそのまま録音したような音は今聞いても全く古くなってない!!!!!!凄い!!!!
しかも、当時ポールウェラーはまだ19歳!!!!!!!19歳だよ。
19歳のとき、僕や、僕の周りに居た人間は、親の援助を受けて、大学1年生でぼーっとして、彼女ほしいーなんて言ってたり、大学に入学したくて予備校に通ってたり。ある人は、地元のエレベーター修理会社に勤めてたりしてた。社会に対しての不満なんてほとんど感じてなくて、思考停止状態で、ものごとに対する感度のことなんて考えたことも無かった。これが、最近、ようやくヤバいと思いはじめた。このままだと、ただの、名前の無い1個人で終わってしまうぞと思いはじめた。
まあそれは置いといて、The Jamが80年にだしたシングルが「Going Underground」ていう曲なんだけど、この曲の冒頭部分の歌詞が
Some people might say my life is in a rut,
But I’m quite happy with what I got
People might say that I should strive for more,
But I’m so happy I can’t see the point.
ある奴らは、お前の生き方は決まりきっていてつまらないと言ってくる
でも、僕は今のままでとても幸せなんだ
人は僕にもっともっと努力しろと言ってくる
でも僕は今幸せで、奴らの言ってることが分からない
And the public gets what the public wants
But I want nothing this society’s got
I’m going underground
大衆は、大衆が求める通りのものに変化していく
でも僕が欲しい物はこの社会には無いんだ
僕はアンダーグラウンドを行くよ
このリリース時は、既にセックスピストルズが解散していて当時のイギリスのパンクムーブメントはかつての勢いを失っていたようなんだけど、そんななか、世間の時間軸とはちょっとズレたタイミングで、The Jamは最高の名曲をリリースした!!!!!!!かっこいい!!!!!!!!
このときポールウェラーは22歳。僕はいま23歳ですが、僕もはやく「And the public gets what the public wants」みたいな言い回しができるような人になりたい。なんか、そういう感じになりたい。当時のポールウェラーに憧れ。

Posted by satoshimurakami