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今日も朝から晴れてる。10時くらいまで寝てた。
「いろは」のオープン前の掃除とテーブルふきをちょっと手伝ったら、バイトしてた頃の感覚を思い出した。
「四角いテーブルは四角くふくんだよ」
って言われたことを思い出した。僕に四角いテーブルのふき方を教えてくれたその社員さんは、店のレジからお金を抜いたという疑いがかけられて会社を辞めていった。

「いろは」を13時頃に出発して須磨区の方面に向かう。「ほんわかテレビ」をみたっていう須磨在住の人が僕を招いてくれていて、今日そこにお邪魔する約束にな ってる。神戸はだいたいどこも歩道が広くて歩きやすい。住みやすそうな街だと思う。しかし途中で、小学生の下校集団に出くわして家をいじられた。集団の小学生 が本当に嫌いだ。かわいげがない。「さわるな」って言ったら余計さわってくるし、それで家が多少壊れても全然気にかけない。加減をしらないし、自分の物と人の 物の区別、壊していいものと壊しちゃいけないものの区別もつかない。なおせないくせに壊そうとしてくる。一人で挑む勇気は無いのに、集団になると調子に乗るの も嫌だ。警察を呼びたくなる。口で「壊れるから触るな」と言っても全然効き目がないので、頭を強めに叩くか、ランドセルの中身を引っ張りだして路上にぶちまけてやろうかと思ったけど、どんなヒステリックな親がいるかもわからないし、逆上されて家を壊されてもたまらんので、目の前のそいつらの顔をつかんで一人ずつ植 木の中に押し込む想像をしながら精神をおさえて振り切った。

須磨区の家についたのは5時前。4歳のかわいい女の子と10ヶ月の男の子がいる家。驚くべき事に10ヶ月のその子はもう歩行を覚えていた。ご飯をみんなで 一緒に食べたあと、お父さんとそのお義父さんと3人で近くの銭湯に行った。
銭湯に向かう車の中で僕が
「いま住民票は高松にあるので、神戸からフェリーで高松に行って投票してこようと思っている」
って話をしたらお義父さまが「ぜひうちが応援している党も考てほしい」という話をしてくれた。その話を聞きながら、なぜか懐かしい気持ちになった。僕が幼いこ ろ、選挙のときに家族同士がお互い誰に投票したかを話さないようにしていたのを思い出した。「選挙は普段の生活とは違う世界の話なので、普段生活を共にしてる 家族同士で話すようなことではない」みたいな空気。あの空気はどの家庭にもあるのかな。いつからあるんだろう。いま思えばあれは奇習だったと思う。そういえば 「友達と政治の話をするな」って誰かに言われた覚えもある。友人の音楽家が「原発反対のデモに参加してます」っていうツイートをしたら 「アーティストがそんなこと呟くな」
みたいなリプライを返されてるのも見たことある。この気持ち悪い空気はなんだ。

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夕方まではずっと天気よかったんだけど、だんだん雲がかかってきて、夜には雨が降り始めた。冷え込みはそれほど厳しくない。最近僕の家は雨漏りがひどいので、 ブルーシートを貸してもらって被せた。

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Posted by satoshimurakami