0828/青森県十和田市稲生町

六戸町のモリランドから10キロくらい歩いて、十和田市のフォトショップフタバへ。風が強くて大変だったけどなんとかたどり着いた。ヴィヴィアン佐藤さんなんかとも繋がってる小原さん姉弟がやってる写真屋さん。去年はここの隣の会津さんという人の家の庭に敷地を借りた。今年も借りる事に。ちなみにモリランド社長のまゆみさんとフォトショップフタバのじゅんこさんは友達同士。二人とも音楽(レゲエやジャズや)を愛し、ちょっとサイケな服が似合う。

 

十和田市も一年ぶりに来たけど、去年「シャッター閉まってる店ばっかりだな」と感じたのを思い出した。今年も同じく、中心街らしき商店街は軒並みシャッターが閉まっている。そればかりか人通りもとっても少ない。これから冬になっていくってのもあるんだろうけど。寂しい空気が流れている。長袖の服を三陸に忘れてしまったので、なにか上着を買わなきゃと思って商店街を散歩してたら「中央商店街」という長屋みたいな一画をみつけた。その商店街は一軒の服屋を覗いて全部潰れていた。

その服屋に入ると人のよさそうなおじさんがとても嬉しそうに出てきた。「寒いので、いま羽織る物をさがしてるんですけど。安いやつで」と言ったらおじさんが置くから色々引っ張ってきた。店内は改造した学ランみたいなふくとかエグザイルっぽい服が大量にラインナップされている。ずっと昔からここにあった店なんだと思う。

おじさんが「この辺は全部1000円でいいよ」と言って出してくれた服のなかにかわいいパーカーがあった。それを買って、その場で着て店を出た。着た瞬間とっても気に入ったので、店を出るときおじさんに「これすごく良いです!ありがとうございました」って言ったらおじさんはとっても嬉しそうに笑って「うん。似合うよ」と言ってくれた。この店にはがんばってほしい。

シャッターの閉まった店ばっかりだけど、よく見ると生き残ってる店はどれも個性的で面白そう。服屋のおじさんのおかげで十和田を開拓したい気持ちになった。他にも「ハッピーツリー」という、ヒッピーカルチャーチックな雰囲気を醸し出しつつ、お洒落でめちゃ美味しいコーヒーが飲めるカフェとか「桜田酒店」という輸入酒を扱ってる濃い店をみつけた。

十和田の商店街が力を失ってるのは、かつて観光地として名高かった十和田湖周辺が寂れてしまったのが大きいという。やっぱりかつていちばん集客力があったのは十和田湖まわりらしい。

土地

  
床下

間取り図

池田卓馬さんに言われて、最近間取り図の描き方を変えてみた。青い斜線部分が間取りと言う事になる。「間取り」は「間取る」の名詞形だと考えると、僕の家は「まちを間取る」ということをしてる。

Posted by satoshimurakami