05242002

昨日の夜、福山駅まで電車で行って「ゆらら」というスーパー銭湯でお風呂に入り、付属してる食堂でご飯(カツ丼)を食べ、そのあと福山駅前(福山駅周辺も結構な都会っぽさ)のカフェにはいって日記を書いたりするまでは良かったのだけど、いつのまにか十時半になっていて、電車で帰ろうとしたら十一時九分の終電し かなくなっていた。 笠岡の学習塾の裏に置いてある家に着いたのは夜中の十二時くらいになってしまっ た。人の敷地を借りて置いてある家に帰るのが遅くなるのも申し訳ない。寝るのが 遅くなるのも嫌だ。一昨日はとても早く寝た。規則正しい生活をしている。たぶん 1日のなかでいくつもの締め切りがあることが、規則ただしい生活につながって る。家を移動させる(これが一番きつい)、敷地を交渉する(貸してくれる人は仏 様のように見える)、絵を描く、お風呂に入る、日記を書く、二日に一回は洗濯する、充電できるところでは充電する(パソコンとiPhoneのバッテリー残量のことを 常に考えている)、その他の仕事。これらを頭のなかで組み立てながらひたすらこなす。一瞬一瞬が仕事のような感覚になっている。広島についたらしばらく家を移 動させるという締め切りがなくなるので、生活が規則正しくなくなるかもしれない。 
今日は朝10時ごろ笠岡を出発して、17キロくらい歩いて福山市にたどりつい た。いつのまにか広島県にはいってた。途中でよったコンビニで話しかけられた人からスーパー銭湯「ゆらら」の無料チケットを一枚貰った。嬉かった。風呂代が浮く。 

歩きながら割と大きなムカデの死体を2匹見た。そういえば早島のお寺の境内で家 を置かせてもらったときは、家から15メートルくらいはなれた路上で同じ大きさ のムカデが歩いててぞっとした。笠岡では住人から「ムカデに注意!」と言われ た。最近はムカデに縁がある。 

福山の印象は、道路の舗装が綺麗だ。市街地にいくと段差がほとんどない。歩きやすい。 

福山では「寺町」というお寺がたくさんある地区(同じ名前の地区は別の県にもい くつかあった)で敷地の交渉をしようと思い、家を路上に置いて訪ねた一軒目のお寺で、若くて男気溢れるお兄さんがでてきて「あんた変わってるなー。普通テントだろ。べつにうちの境内でもいいよ」と許可してくれた。 


広島県福山市寺町
いまはゆららでお風呂とご飯(焼いた鯖と天ぷらの定食)をすませて(「すませ る」という表現がぴったり)、いまは福山駅前のドトールカフェにいる。席には電 源があるのに、充電ケーブルを忘れたことがここ数時間で一番深刻なミス。店内にはひとり客か二人組しかいない。3人以上のグループの客がいない。な ので割と静か。人は3人以上になるとうるさくなる。 4日連続で移動したので疲れている。こんな連続で移動したのは初年度くらいだ。 でもあと5日連続で移動しないといけない。ほとんどマラソンにちかい。ここから広島まであと100キロちょっとある。

Posted by satoshimurakami