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熊本交通センターから高速バスにのって2時間で福岡の天神に着いて、rethink booksという本屋さんでぶらぶら立ち読みをして、地下鉄で福岡空港に向かった。福岡は空港が市街地から近くて良い。
福岡空港から関西国際空港に向かうJETSTARの飛行機を予約していて空港でチェックインしようとしたらなにやら会社のシステムがダウンしていて、自動チェックインができなくなっている。ウェブチェックインも「予定通りサーバーメンテナンスのために利用できない」ということでできない。それだけじゃなくて面白いのが、手動のチェックインカウンターにみんな並んでるんだけど、そのチェックイン処理もパソコンではできないらしく、何も印刷されていない紙の航空チケットにスタッフが手書きで「SATOSHI MURAKAMIサマ」「seat 19D」とかって書き込んで渡してくれた。レアな半券を手に入れた。
機内で「星を継ぐもの」を読みながら離陸を待ってたら僕のすこし後ろになんどもクルーを呼ぶ男性がいて
「この遅延はどういう理由によるものなんですか?会社側の・・システムが。なるほどなるほど。到着してから、まあ僕は帰るだけなんでいいんですけど。他の人で次の乗り継ぎとか、予定とか遅れた人に対して、会社側はどういう対応を・・・。なるほど、まず着いてからですね。わかりましたl」
「混乱してるなかこういうこというのは申し訳ないんですが、いまこの飛行機は飛べる状態なんですか?書類の作成に、時間がかかっている。なるほどなるほど」
「今トイレは使える状態なんですか?いいんですか?はいはい」
「いや僕もね、お客様を相手にする仕事をしているものですから。どういう状態なのかなと思いまして。混乱しますよねーこういう時。」
「いやなんか喉が渇いちゃってね。ちょっと飲み物をとっていいですか。ああ、アルコールしか持ち合わせが無くて、持ち込みのアルコールを飲むのはダメなんですよね。販売してる飲み物を買いたいんですが、現金ですか。ああJCBは使えない。現金で。はい。領収書というか、レシートもらえますか。簡単なのでいいので・・」
とかいろいろ大きな声で話している。機内はピリピリしてる。右隣の女性は誰かに電話して「もう30分以上座らされとる。超イライラするわー」と言っている。

離陸した。僕の左に座ってる人も、左斜め前の人も静かに待っていた。機内のピリピリした空気は一部の人たちがつくっていて、その一部の人でさらにタチの悪い人は、自分のピリピリを他人も感じていて、それを自分が代弁してやっていると思い込んでいる。
それにしても星を継ぐものが面白い展開になってきた。ミネルヴァという星が実は地球のことなんじゃないかという!

Posted by satoshimurakami