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昔、僕の弟からひいおばあちゃんまで4世代で住んでいたころの実家は、祖母が民生員をやっていることもあり客が多かったのですが、茶の間と呼ばれていた部屋は親戚以外の客を入れることはほとんどなかったように思います。僕にとってそこは半ばおおやけの場所として記憶(僕が茶の間を思い出すとき、当時の身長よりもずっと高い位置から、みんなが掘りごたつに座っているのを見下ろすような形で思い出されるのですが、これは多分、のちにみた写真か何かの視点だと思います)されていて、家の中なのに心地よい緊張感があり、僕にとってそこは学校の教室とすこし似ている共同の場だったように思います。

Posted by satoshimurakami