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番組に手紙を送ったことがきっかけで、先週23日にライムスターの宇多丸さんがやってるtbsラジオの番組「アフターシックスジャンクション」のカルチャートークというコーナーに出させてもらってきた。

https://radiocloud.jp/archive/a6j/?content_id=58284

「ウィークエンドシャッフル」時代の「俺の黄金コース特集」というコーナーが大好きで、今でもラジオクラウドで聞き返していて、僕の活動と共鳴するものがあると勝手に宇多丸さんに共感してたんだけど、宇多丸さんも同意してくれた。やっぱりこの特集はヒップホップという宇多丸さんの地盤があって生まれたんだと思う。

僕の「移住を生活する」には間取り図っていう考え方があって、僕の家にはトイレも風呂もないので街から見つけないといけなくて、銭湯を風呂って読んだり、カフェをオフィスって言ったり、コンビニをwi-fiスポットとして使ったりして、街を大きな家に見立てて暮らすのだけど、そうやって既にあるものを自分の見方で別のものに変える力というか、自分に合わせて読み換えていくのは、まさに「俺の黄金コース」だ。誰しも同じ景色を違うように見ているのだから。この辺のことを宇多丸さんはスケーターのカルチャーを絡めて話してくれた。彼らは例えば街中にある手すりをアトラクションとして使ったりするという読み替えをやっている。

「俺の黄金コース特集」が素晴らしいのは、「俺の」といってるので、それはとても個人的な楽しみなんだけど、それを街のなかでやっているから、その人一人の楽しみで終わらないところだ。ストリートで行われることだからみんながイメージできる。

家とか暮らしかたとかは生まれる前から決められてる。自分で決めたわけじゃないのに、生まれた以上、そのうえでゲームを始めなくちゃいけないじゃないですか。だったらやることは一つで、「俺の黄金コース」ですよ。与えられたもののなかでいかに遊ぶかということです。

Posted by satoshimurakami