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松本の個展会場にて、すき焼きを食べながら編集者の川村庸子さんと気になることを話します。

日時:7月3日(日)15時~18時ごろ
鍋奉行:村上慧
ゲスト:川村庸子(編集者)
料金:すき焼き代500円+1ドリンク(あんずボー付き
定員:25名ほど
※要予約:前日までにご連絡ください
フェイスブックのイベントページで「参加予定」をクリック!
②awaiで口頭で予約
③電話(090-2427-4374)orメール(awaiartcenter@gmail.com)で予約
(すき焼きの準備があるので人数把握のためご予約お願いします。いつ来ていつ帰っても大丈夫ですが、あまり遅くなるとすき焼きが少なくなってしまうかもしれないのでご注意を)

◎気になること:

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・「作業」とは何か
作業という言葉が味わい深いと思う。この味わいはどこから来るのか。廃炉作業とか展示作業とか農作業とか色々使うけど、いったい何なのか。

・おしゃれで無菌な空気のイベントは成熟の形なのか
・「広告収入」とは何か
フェイスブックとかオリンピックとかあるけど、一体どういうことなのか。
・言葉との付き合い方
・参院選
・イギリスのEU離脱
・「まとめサイト」とは何か
・なぜ舛添さんはやめなければならなかったのか
・地震がこわい
・体験にお金を払うこと:ディズニーランドと美術館
・購入すること:クラフトとアート
・なぜアメリカは銃規制がすすまないのか
・長野にはゴキブリがいない
・チェルノブイリ法
・僕たちの原発への意識はかわったのか
・「復興する」とはどういうことなのか
(随時適当に)

◎ゲストプロフィール
川村庸子|Yoko Kawamura
1985年埼玉県生まれ。学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科卒。在学中からasobot inc.に参加し、ディレクターとして、企画・編集・地域のリサーチを行う(~2014年)。編集した主な媒体は、『GENERATION TIMES』(ラフォーレ原宿、04~10年)、『earth code』『survival ism』(ダイヤモンド社、10年、11年)、WEB『復興の教科書』(文部科学省、14年)。NPO法人シブヤ大学の企画・運営・姉妹校移転(06~10年)。オルタナティブスペース・undō代表(14~15年)。近年は、Art Bridge Institute機関誌『ART BRIDGE』、大小島真木特製BOOK『鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして。』、『ABI+P3共同出版プロジェクト』など、様々なプロジェクトに伴走しながら編集を行っている。

 

ちなみに個展会場には、6月23日以降は会期終了までだいたい居る予定です。よろしくお願いします。

昨日、大学の友達の結婚披露宴でお昼の一時半から世田谷に行き、久しぶりに集まったので楽しくて、結局翌日の始発まで飲んだりボーリングしたりして、これ以上ないくらいに遊んで帰ってきて寝て、お昼に起きてからずっと虚脱感がある。一昨日の朝には山口にいた。そこから博多に行って、飛行機で東京にきた。山口の防府ではゲストハウスにいて、元競輪選手の人たちと飲んで、広島ではいろんなアーティストとか変な人と飲んだり話したりした。学校で授業したりもした。

昨日の披露宴にはなぜか時間の余裕はあったはずなのに遅刻してしまった。最近は気がついたら時間が過ぎてたりとかするし、やろうとしてたことや行こうとしてたとこに行き忘れちゃったりとかするのが多くなっている気がする。めまぐるしく色んなことが過ぎ去っていって、毎日の細かい感動とか失望とか、小さな絶望とか大きな絶望とか、そういう色々なものを取りこぼさないようにしたいと、こうやって昔の友達と会ったりすると考える。「今日は楽しかったー」っていうセリフを友達が言ってて、こういうセリフ久しぶりに聞いたなと思ったり、こういうこと言いにくくなってるなと気がついたりした。日々の小さなことに幸せを感じてしまうことへの怖さみたいなものは確かにある。永遠の時間と向き合うことと、日々の出来事に向き合うことは本当はほとんど同じことなんだろうけど。

Rest Hofu junctionは、防府天満宮というやたらと猫が多くて立派な神社の参道に面して建っている。春風楼という床が高い建物があって、ここから防府の町が一望できるのだけど、その建物の床下にえらい組物が施してあるなと思ったら、五重塔を建てようとした当時の藩主が途中で資金的に挫折して、五重塔の一層目の軒下の組み物を、床下に流用したらしい。

 

ゲストハウスがある参道は、商店街になっているんだけど、シャッターが下りてる建物が多い。3,40年前まではとっても栄えてたんだろうなというオーラが感じられるけど、かつて栄えていた通りほど、シャッター街になったときに寂しく見えてしまう。神社の参道で、かつて栄えていたまちに今年オープンしたばかりの店というつながりで、awai art centerに近いものを感じた。オーナーによると、それでも防府は人口は昔からあまり変わっていないらしく、最近は若い人がカフェを始めたり居酒屋を始めたりして、楽しくなってきたらしい。ちなみにオーナーも元々防府の人ではなくて、親は秋田で、生まれは東京で、神奈川にいたり広島に住んでたりして、今は防府で店をやっている。宇部の山の中にも一軒家があって、そこにも手を入れたいんだけど、なかなか時間がないと言ってた。ゲストハウスをやってると旅人とかアートとか、これまで知らなかった世界の人たちと知り合えて楽しいと言っていた。ここでは中山うりさんとかミュージシャンのライブや、防府在住の画家の展示なんかもやっていて、今後も本棚を増やしたり色々やっていきたいと言ってた。

朝早くに雨が発泡スチロールの天井に当たる音で目が覚めた。雨が降るとパチパチうるさい音がする。たくさん降ってたので雨漏りしてないかあちこち調べてみたが、してなかった。屋根を作り変えて軒を深く出したのが思った以上に効果的だったらしい。日本建築は軒を出す事で雨から建物を守ったし、紙でできたふすまが駄目にならないのも深い軒のおかげだったんだろう。

 

ザ・タイマーズの歌で「企業で作業」というのがあるけど、「作業」とはなんなのか。言葉そのものをあまり真剣に考えても意味がないことは百も承知だけど、「作業」という言葉がもってる味わいがたまらなくて、この言葉とこの社会のあいだには妙な関係がありそう。絵を描いたり、日記を描いたりするのも作業と言えるし、宮崎駿がジブリで絵コンテを描くのも作業っぽい。

どうも毎日作業に追われているような気がする。

 

今日は周南の道の駅から15キロくらい歩いて、防府(ほうふ)という町の市街地ちかくに着いた時

に爽やかでガタイの良い兄さんに話しかけられた。この近くでゲストハウスをやっているらしい。もらったカードに室内にテントが沢山並んでる写真があった。「屋内キャンプ場」のようなゲストハウスらしい。トイレもお風呂場も洗濯機もインターネットもあって、一泊2200円というのでこれはちょうどいいやと思い、今晩泊まらせてくださいとお願いした。

  


「Rest Hofu junction」という今年の3月にオープンしたばかりのゲストハウスで、一回のレストランと一緒になってる。オーナーはもともと競輪選手だった。夜、近くの焼鳥屋に連れて行ってくれた。この焼き鳥やさんももと競輪選手で、オーナーの後輩らしい。そこで色々話を聞きながら飲んでたら、今度はオーナーの先輩にあたる元競輪選手が入ってきた。競輪選手になるためには専門の学校を卒業して、そのあと国家試験で合格しないといけないらしい。当時の競技人口は4000人くらいで、月に数回レースをしていた。一回のレースに数日かけるから、いつも全国を移動しながら自転車に乗っていた。4000人しかいないので、みんなだいたい顔見知りになる。今の人口は2000人程度だといっていた。で、だいたいみんなどこかしら大怪我を経験している。肋骨を折ったりあばらを折ったりしている。それで一緒に競った人たちが、引退してからもこうやってつながって昔の話をして盛り上がっているのは、聞いててとても気持ち良かった。

歩いてる途中、道路のポールにひっかけて瓦を一枚失った

周防花岡駅の駅舎がよかった。木造のかわいらしい駅舎で、目の前に大きな木(ヒマラヤスギらしい)があって、それが建物と一緒に歴史を刻んでいるようで見ていてなぜか嬉しくなった。駅には高校生がたくさん(なぜかみんな女の子だった)いて賑やかで、「~ちゃん、いる?」と窓の外から駅の中にむかって声をかけた生徒がいて「いるよー」と中の生徒が外に向かって返事をしたら「おめでとう~!」と外の生徒が答えた。それをうけて中の生徒が「ありがとうございます!」と返事をしていた。何がおめでたかったのかはわからなかった。
あちこちの家と家のあいだに田んぼがあるのも良かったし、西日をうけた家を水面に反転させて写していたのも綺麗だった。その田んぼの細いあぜ道を、小さな子供3人組が列になって歩いているのも良かった。他にも町には大きな木がたくさんあって、歴史がちゃんと積み重なっているようだった。まちの「共同性」みたいなものは、町に宿る空気のようなもので、それがあるところは自然とすれ違うときに、相手が知らない人でも挨拶をしようと思えるし、挨拶をした瞬間に、挨拶をしたという些細な事の大きさを遥かに超えるおおきな物が生まれるような気がする。花岡八幡宮もよかった。何かいた。

この生活は考えるための現場のようなものにもなっている。絵を気軽に描くようになったし、写真も撮るようになってきた。これがいいことなのか悪いことなのかはわからない。もっと写真やテキストや映像や集めた物を使って、この現場をすくいあげるような展示ができるかもしれない。

花岡を11時頃に出てさらに西へ。もう「どこまでいくんですか」と道端で聞かれても「西へ行きます」としか答えないようにしている。途中、スポーツドリンクの差し入れを頂きながら20キロくらい歩いて戸田(へた)という町についた。「ソローネ周南」という道の駅の事務所でお姉さんに敷地を交渉してみたら「いいと思います」とさらっと言ってくれて、今日の敷地が決まった。道の駅なのでトイレと洗面台はある。コンビニもある。(ATMもコピー機もある)。ただしお風呂場が近くにない。だからまた電車を使った。
戸田駅から山陽本線(この路線は岩徳線よりも本数が多いし、ワンマンじゃない。1時間に1,2本くらい)に乗って2駅のところにある新南陽駅から歩いて5分くらいの梅の湯という、これまた昨日に引き続き古いお風呂場。僕の他はみんな常連さんだった。夕食前だからだと思うけど、みんなお風呂に入ってる時間が短い。僕よりあとに来て僕より先に風呂場から出て行ったおじさんもいた。

上半身裸のまま町にでていくおじさんもいる。風呂場から出たあとの夜風が最高で、こんなに夜風が気持ち良いこともなかなかない。気持ち良いというだけじゃなんかものたりなくて、もっと町と一体になってる感じがするというか、僕のからだと町が何かをやりとりしているというか。初めて来た町で昔からやってる銭湯に入ったあとに感じる夜風は良いということかもしれない。


山口県周南市戸田

梅雨になった。昨夜の敷地は建物の北側だったのでジメジメしていた。ジメジメした土に はワラジ虫とかダンゴムシがいる。ヤスデもいた。彼らは地を這って生きている。 蜘蛛もいるけど、蜘蛛は地面じゃなくて壁とか塀にいる。地を這っている人たち は、壁には登ってこないので僕の家の中にもあまり入ってこない。銀マットの床と壁のあいだには隙間があるけど、ここからもあまり入ってこない。蟻は入ってく る。今回はいないが。蟻には多分、壁と地面という概念がない。地面も壁も関係な く歩く。ただしルートさえ外れていれば入ってこない。 
今日の朝、来月7日からのスウェーデンでの滞在制作が急遽決まったのだけど、パスポートを再発行しなくちゃいけないのを忘れていて、いますぐこの家をどこかに置いて役所に行きたいと思ったけど、このすぐに動けない鈍さや、もどかしい歩き の遅さもこの生活の重さなのかと思うと焦りが消える。車はとても速いので、僕た ちの時間感覚や身体感覚を変えてしまった。自動車向けにつくられたバイパス道路 を歩いてるときよりも、歩行者向けにつくられていた旧道を歩いているときのほう が、道幅がからだの感覚に合っていて気持ち良い。景色も楽しい。ただしたいてい の旧道沿いの商店やなんかは潰れてしまっている。あまりにも移動と停止を二つに 分け過ぎてしまった。他の生き物たちは、こんなに移動と停止を分けて考えている ようには見えない。 今日は玖珂のお寺からずっと2号線(バイパス)を歩いてきて、途中から山陽道 (旧道)に切り替えた。バイパスは自動車の通行量が多いけど、山陽道はあまり走 っていない。この道路は多分地元の人しか使っていない。バイパスを歩いている歩 行者には一人も会わないけど、山陽道では何人かとすれ違った。でもたいていの人 はちょっとした移動でも車を使ってしまう。それがどういう結果をもたらすのかは 考えないで移動してしまう。僕たちは何も知らずになんとなく生きてる。SNSを開 発したのもアメリカ人だし、SNSのせいで自分と人と比べちゃって生きるのがきつ くなって、銃を乱射しちゃうのもアメリカ人。 


今日は玖珂から23キロくらい歩いて、山口県下松市の花岡八幡宮という神社があ るあたりについた。1軒目に敷地を交渉したお寺は「うちは全部断っちゃうから。 申し訳ありませんね。」と断られた。2軒目のお寺のおばちゃんがお寺の会館の駐 車場を貸してくれた。「うちも今までいろんな人が来てるから。アーティストを目 指して彫刻してる人もきた。」と言ってた。 


家を置いた後は今日こそはお風呂に入ろうと思って近くでお風呂場を探し、電車 (岩徳線というワンマン電車)で2駅の徳山駅まで行き、駅から歩いて10分くらい の「文化湯」というお風呂場に行った。ここがまた良いお風呂場で、シャワーがつ いてなくて、お湯と水がでる蛇口がある古い型の銭湯だった。体を洗ってたら、地 元人っぽい若いにいちゃん二人組が「初めてかもなー」と賑やかに入ってきて、 

「まずは、」といいながら椅子と風呂桶を取って「まずはそれだね。いろいろたいへんだねえ。」

「これがお湯、、熱!!熱い!なるほど、ここでお湯と水を混ぜて使う。どっちもお湯ってことはないよな。、、熱!熱い!」

と楽しそうにしている。お風呂からでた ら番台さんが「熱くなかった?入れた?」とが声をかけてくれたりもする。

「出張ですか?」と聞かれたので「出張みたいなもんです」と答えたら「みたいなもんがあるんだ」と笑っていた。

今日の敷地。大師様の足元。トイレ・洗面台は、歩いて5分くらいの公園のものが使える。

 

昨晩は、昨日で終了したギャラリーGのTシャツ展の打ち上げに参加させてもらって、そこで手作りのたこ焼きとか、出前のお好み焼きとか食べさせてもらいそのあと、すこしだけ美音異星人さんに会えた。広島では美音異星人さんの他にも「バーグ」さんとかアサラト奏者の「メンダー」さんとか、他にも正体がよくわからない愉快な人達とたくさん会えた。メンダーさんにはアサラトをもらってしまった。今日の午前中は仕事を休んでまでアサラトをレクチャーしてくれた。練習しなくてはいけない。まだ話し足りない人がたくさんいる。また来なくては

お昼前に、ギャラリーGで知り合ったよしきくんがトラックをだしてくれて、山口県岩国市にある山賊村という所まで送ってくれた。広島人ならまず知らない人はいないスポットで、免許を取ったら一番最初に遊びに来るところらしい。滝と池と神社とレストランとお土産やさんがあって、あちこちに観音様や恵比寿様やトトロがいる。鯉のぼりも提灯もすごい。

ここでよしきくんと昼ごはんを一緒に食べて別れた。そんで山賊村から2キロくらい歩いて、玖珂駅の近くまで来た。駅の近くにある保育園を併設したお寺で敷地の交渉をしたら、人の良さそうな住職さんが快く許可してくれた。

 

そのあと、お風呂に入ろうと思って電車で川西駅まで行って、「錦帯橋温泉」に行ったのだけど、日帰りで入れる温泉が観光ホテルにしかなくて、そこが1700円かかる。高いのでとりあえず散歩して考えようと思い、錦帯橋を渡ってアサラトを練習しながら歩き、散々悩んだ末に入るのをやめた。今日は2キロ弱しか歩いてないというのを思い出したのが決め手に。そのまま電車で戻ったので、ただの錦帯橋観光みたいになった。

 

錦帯橋はとても美しい橋で、山と川に囲まれたまわりの景色も最高なんだけど、道路沿いに並んで建っている建売住宅が景色から犯罪的に浮いてる。

今はお寺から歩いて15分くらいのところにあるスーパーのイートインコーナーでパソコンを開いている。さっきまでキャップをかぶった色黒のおじさんがお茶をのんだりラジオを聴いてたりカップ麺を食べてたり自由に振舞ってたけど、いまは僕の他には客はいない。クーラーが効きすぎて寒い。


山口県岩国市玖珂町本町上

今日の敷地にはお風呂場がないので、代わりに「さらさらパウダーシート」を買った。トイレはお寺のものか、駅にある公衆トイレを使う。



しばらく留守にしてたけど、昨日広島に戻ってきた。いまギャラリーGでは「HAP T」展をやっている。HAPは未成年向けの「放課後デイサービス施設」(発達障害の子とかが多い)で、ギャラリーGのオーナーさんが運営している。ここの指導員は画家だったり、パフォーマンスをするアーティストだったりする。美音異星人さん

HAP T展ではそこに通ってる子たちが描いた絵をTシャツにして、100種類作って展示販売してる。1枚売れるごとに500円、そのTシャツの作者のもとに払われる。良い。

 

『家の提出』

日時

2016年6月9日(木)〜7月4日(月)

12:00〜19:00
火・水 定休

場所

awai art center [gallery / cafe / books]

〒390-0815 長野県松本市深志3-2-1

http://awaiartcenter.tumblr.com

https://www.facebook.com/awai-art-center-875562892503200/

6月9日(木)より、村上慧個展『家の提出』を開催いたします。

村上は2014年4月から現在まで発泡スチロールで制作した自身の家を背負って日本中を歩き、移住を繰り返しながら暮らしています。毎日たどり着いた地で他人に交渉して土地を借り、家を置いた瞬間から町中が間取りになる(自身の家は寝室に、近場の銭湯が風呂場に、公衆トイレがトイレに、そのそばの水場が洗面所に、といった具合に)その生活は、今の日本での「普通の暮らし=定住生活」を徹底的に相対化します。これは、他と関わりを持つことをテーマに制作を続けてきた作家が2011年の震災を受け浮き彫りになったこの社会の不和や違和感に正面から向き合うひとつの運動です。

本展では作家の、そして私たちの暮らしに欠かすことのできない「家」に焦点を当て、その場に提出を行います。

展覧会初日となる6月9日(木)には、金沢21世紀美術館よりチーフ・キュレーターの黒澤浩美さんをゲストにお迎えし、18:00からアーティストトークを開催します。

作家は2014年10月16日に同美術館の土地を借りているので、これを実際に「貸した」当事者としてのお話も面白いかもしれません。
アーティストトークは入場無料、1時間半程度を予定しています。終了後には懇親会を行いますのでぜひ奮ってご参加ください。

また同時に、作家が今年2月に出版した絵本『家をせおって歩く』(福音館書店)の原画展をカフェにて開催します。
併せてお楽しみください。

会期は7月4日(月)までを予定しています。どうぞご高覧くださいませ。

|アーティストトーク|

6月9日(木)18:00〜 *終了後懇親会を行います
ゲスト : 黒澤浩美(金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター)
*入場料無料、1drinkオーダーをお願いします
*予約不要・途中入退場可
*定員20名程。これを越える場合には立ち見となる可能性もありますのでお早めにお越し下さい
|同時開催|
絵本『家をせおって歩く』原画展
場所 : awai cafe

*会場で絵本の販売も行います


図版 : 村上慧《長野県松本市深志 2016年5月5日〜9日》2016年

 

広島県広島市中区上八丁掘

 

30日からは、小豆島で出会った人が勤めている「ギャラリーG」というスペースの中を敷地に借りた。ちょうど展示替えの時期で、しばらくはここを敷地に借りる。トイレは中にあるし、お風呂場も少し歩いたところに「音戸温泉」という面白い銭湯が、流川という歓楽街のど真ん中にある。

このギャラリーはいまのところは広島市で一番高いビルの敷地内にある。天井が高くてガラス張りなので、カーテンを開けると外みたいになる。まわりには美術館や裁判所や県庁がある。