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330日朝に恵比寿のナディフアパートを出発し、丸の内丸善本店まで家をしょって歩いていったのだけど、丸善に着く直前に路上でお兄さんから「アメリカの不動産投資にありませんか?」と声をかけられた。つい反射的に「あ、興味あります」と言ってしまった。「よく僕に話しかけましたね」と言ったら「なんか面白いなと思って。自分、大阪から来たんですよ。だからなんかこういう感じ、懐かしいなとおもって声をかけちゃいました」と言っていた。やはり大阪の人は違う。ボケに対してボケをかぶせてきた感じだ。そんな冗談ぽい感じで話しかけられたのだけど、話は結構真面目で、メールアドレスだけでも教えてもらえないかなどいろいろと言われた。オープンハウスという会社の人で、アメリカでの不動産への税金のかかりかたは日本のものと違うらしく、申し訳ないことに、せっかく一生懸命説明してくれていたのに、細かいことはあまり聞いていなかったのだけど、どうも新築から時間が経って価値が下がったりいろいろしたときに、かかってくる税金が日本とアメリカで全然違うらしい。まさに先日の佐藤先生のシンポジウムで出てきた「消費財」という話だ。家は消費財なのだ。

メールアドレスを渋っていたら、リーフレットだけでももらってくれないかと言われたので、最終的に「アメリカに、家を持とう」と書かれたリーフレットと名刺をもらった。

丸善でワークショップ(1時間でできることは、とても限られている。だからいま僕は自分のワークショップを考えている)をやって、そのあと僕の家は丸善には置きっぱなしにはできなかったので車で福音館書店の地下の倉庫まで運ぼうとしたら車に屋根が入らず、家の本体は車で向かって、屋根は別でタクシーを止めて無理やり詰め込んで運んだ。そして福音館書店の駐車場で合体させていまはそこにおかせてもらっている。いよいよわけがわからない。こんな運びかたをしたのは初めてだ。僕はつつじヶ丘にいる。移動生活に入りたい気持ちもあるのだけどなんだかんだやることが多くていまはそっちがおもしろい。

丸善で絵本のパネルを作ってくれていて嬉しかった

Posted by satoshimurakami