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ノマドランドを静岡のMOVIX清水で見た。エンディングの歌まで含めて体にズシンと響く映画だった。全体的に、主人公の気持ちわかるわあ、と感じるシーンがたくさん。知り合った人から与えられた部屋とベッドが全然落ち着かなかったりするところとか。
この生活には最後のさよならがない。いつも、またどこかで、と言って別れる。そして実際にまた出会う。だから、死んだ息子にも出会える気がする、というセリフ。素晴らしかった。
また詩の中で夏が生き続ける。という言葉。作品の中で老けずに、永遠に輝き続けるという言葉。自分の小説もそう思って書けばいいのだ。書いているときの想像力が全然足りてないじゃないかと思えた。これは大きい。言葉遊びではなくて、想像を先にすること。こまかく頭の中に描くこと。それが大事なのだ。言葉はその後についてくる。人と風景を作品の中に閉じ込めるように書く。
車中泊生活中に見られたのはボーナスだ。

Posted by satoshimurakami