08100736
友人たち数人とどこかの観光地らしき場所にいる。屋外で、他にもたくさん人がいる。私たちは横幅の広い階段を降りていく。
階段の途中に、人の背丈ほどの、黒い信号機のような棒状の機械が立っていた。みんなはその機械のことをそれほど気にしていないようだった。大学の女友達(私はその人のことが好きだ、ということになっている)がそのそばを通りかかった瞬間、姿を消した。何がおきたのかわからず、みんなで「え、どこ行った?」ときょろきょろしてたら、まわりの通行人たちもこっちを見ていることに気がつき、しかもすごくまずいことが起きてしまった、というような、青ざめた顔をしていた。近くにいた見知らぬ女性が「ちょっとちょっと・・・」という感じでその機械のほうに近づき、軽く叩くような動作をして何かを呼びかけた。するとその機械についていた黒い玉の中から、かすかに女友達の声が聞こえてくる。「え・・・あ・・・」みたいな、状況がわからずに戸惑っているような声だった。機械は目の前にあるのに、それはすごく遠くから聞こえてくるようで、私は聞いた瞬間、彼女はもう戻ってこれないんだ、ということがわかってしまい、あまりに悲しくておかしくなりそうになる、という夢。