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スマホをいじることは強い快楽を伴う。電車にのればわかるように、人は特に一人になったら、スマホをいじりたいという強い誘惑に逆らえない。時には友人や家族や恋人と一緒のときも。スマホをいじるよりも強い快楽の時間、会話を、共に作り出せる相手を見つけられるか、それを保ち続けることができるか、あるいはおたがいをそういう存在につくりあげることかできるか。それが問題だ。ジャルジャルの「綺麗事言わない画家のやつ」というコントは、スマホをいじることはどこか後ろめたくて汚いことだという暗黙の認識が僕たちの間にあるから成り立っている。

Posted by satoshimurakami