潮目の柱には
「起喜来 南区 復興拠点」
と描いてある。
起喜来の仮設住宅に住んでいるおばちゃんが「潮目を最初にみたときはこわくて違和感があって、嫌だなあと思ってたんだけど、あれは全部瓦礫でできていて、ひとつひとつの柱とかが前は誰かの家の一部で、そこには生活があったんだと思ったら、途端に違和感がなくなっちゃったの。」
と話してた。そのことは考えた事がなかった。潮目は、起喜来で失われたたくさんの家の集合体として建っていると思うと、また良いなあと思ったし、そういう目で見てくれる町の人がいるのも嬉しい。