09260751

道の駅の駐車場、運転席に座ってカロリーメイトを食べていた。ほんの少し小雨を感じる程度で、風もなかった。助手席の窓も運転席の窓も開けていた。突然、右側がシパッと猛烈に光り、視界の隅で白い光の柱が一瞬立つのを捉えた。次の刹那にはズドォンという地響き。そのあとで雷が落ちたと理解した。右耳にしばらく耳鳴り。ここから2,300メートルほどの、病院の屋上か、電信柱に落ちたらしい。全く静かな朝だったので、ほとんど夢みたいな雷だった。まさに晴天の霹靂だった。晴天ではないけど。思わず、こわっと呟いて車と窓を閉めた。落ちた方を注意して眺めても、特に何も変化がない。外灯もついてる。道の駅のトイレから出てきたひとは、ごく普通に歩いている。雷を感じたのは自分だけなのかと疑いたくなるほど、何事もなかったかのような朝が続いているだけだった。

Posted by satoshimurakami