03300621

地方の電車、山ちゃんと二人で乗っている。僕が先に降りるのだが、ドアが閉まってから、車内の山ちゃんが手に僕の財布を持ち、「盗ってやったぜ」と言わんばかりの笑みを見せてくる。僕は怒り、急いで改札を出て、駅員さんに事情を話し、タクシーに乗れば500円くらいで次の駅まで行ける、といわれる。僕は山ちゃんに電話をかけ、するとおばさんの声がする。確認したら、まちがいなく山ちゃんの電話だったので、これは多分母親なんだろうと推測して、この人にも事情を話す。タクシーに乗ろうとするのだが、それはものすごく古い、おもちゃの木箱のようなものだった。ワンルームマンションの浴槽くらいの大きさしかなかった。乗ると、子供用のゴーカートのように、足で漕いで前に進むものだった。運転手が漕いでくれる。結構速いが、僕の方にもペダルがあればもっと速いのに、と思った。途中、坂道を下った先で猿の群れに遭遇し、猿を払いつつそこを過ぎた途端に、猿が車の後ろから飛び乗ってきて、髪の毛を引っ張ってきた。痛い、痛いと、運転手も僕も言った。タクシーの運転手は途中で交代し、その娘らしき人が出てきた。しょうこさん、というらしい。どうやったのかはわからないが、とにかく最終的に財布は返ってきて、イベント会場みたいなところで山ちゃんと再会し、わざと盗っただろうと怒ったら、また盗ろうとしてきたので、階段を降りていく山ちゃんに僕は空のカップアイスを投げつけ、山ちゃんをキレさせる。僕はジャンプして山ちゃんの目の前に着地。そのまま取っ組み合いが始まったところで目が覚める。

Posted by satoshimurakami