9月30日

「相手」という言葉について。この言葉が使われる時、そこには三つの立場がある。つまり、自分(A)が誰か(B)と話しているときに、Bが話題に出している第三者のことを、Aの立場から聞くと、「その相手は誰なの?」という使い方になる。目の前のBだけに対して「あなたの担当は私です」「おまえの相手は俺だ」と言う際も、どこかに第三者の存在を感じさせる。人間が二人しか存在しない世界を想像してみると、「相手」という言葉は使いにくい。

Posted by satoshimurakami