10月2日14時

昨日の酒がまだ残っている。起きて冷蔵庫にあるごぼうをどうにかしようと思いレシピを調べて甘辛ごぼう炒めをつくることにする。必要なものはごぼうと片栗粉と醤油と砂糖と酒のみ。からい要素がレシピに見当たらない、これで甘辛になるのかなあと不思議に思いつつ作ることにしたものの砂糖がないことに気がつく。スーパーにいくのか、面倒だなあ、でもまあ、いくか、としばし時間をかけてスーパーにいく決心をし、イヤフォンをつけて徒歩十分弱のスーパーへ向かう。音楽は昨日からずっとUlulUのアルバムを聞いている。スーパーでうろうろする。舞茸と牛乳とてんさい糖と卵と米とカニカマとねぎときゅうりと明治のミルクチョコレートとホワイトチョコレートを買う。昼に天津飯をつくろうと思いついたのだ。ここ一ヶ月天津飯にはまっている。家に帰り、昨日買ったUlulUの3曲入りCDをかけながら目玉焼きと甘辛ごぼう炒めをつくる。片栗粉がない。家にあるだろうと思っていた片栗粉がなかったのだ。小麦粉で代用してみた。冷凍しておいたパンにスライスチーズをのせてトースターで焼く。その間にたまっていた洗い物をする。洗ったばかりの大きめの皿を拭き、目玉焼きと、つくった甘辛ごぼう炒めの1/3ほどをのせ、焼き上がったパンに蜂蜜をかける。残りの甘辛ごぼう炒めはタッパーに入れて冷蔵庫へ。入れたタッパーにはまる蓋が見当たらず、近い大きさのもので無理矢理ふたをした。案外いけるもんだ。牛乳にMIROを溶かす。朝ごはん、と言っても食べ始めたときには十二時を過ぎていた。食べ終えて、冷蔵庫からぬか床を取り出し、さっき買ったきゅうりを二本漬ける。明後日には食べられるだろう。まとめて洗い物をして、歯を磨き、洗面台の前に軽く掃除機をかけて、たまごとカニカマとネギとチョコレートと、洗濯したタオルと一泊分の着替えを持ってバッグに詰め、自転車のカゴに入れてアトリエに出かける。途中、緑色のヘルメットをしてピンクの自転車に乗った小さな女の子を前方に捉える。その前には黒い自転車のお母さんらしき女性。二人を追い越す時、女の子がこういうのが聞こえた。

「自分が成長するんだよ?」

アトリエに着き、カニカマとたまごとネギとミルクチョコレートを冷蔵庫に入れるが、ホワイトチョコレートが見当たらない。どこかで落としたか、持って来るのを忘れたのだ。

Posted by satoshimurakami