1月25日

韓国現代戯曲リーディング公演『青々とした日に』面白くてびっくり。リーディング公演というものを初めてみたのだけど、観客が物語に入っていけるように、魔法が解けないように、という気迫を感じた。戯曲自体に力があって(思わず戯曲集買ってしまった)、物語にはもちろん引きこまれて、韓国における兄弟愛の重要度とか、自己犠牲の美学とか、他にもセリフ全体から異文化を感じてそれも面白いなあというのはもちろん、観客がそこに入り込めるように(役者が台本を手に持ったまま話していようが)、高い精度でバランスが保たれている感じがして、もはや「リーディング公演だからよかったのではないか」と思った。ときどき演劇は見るけど、演じるとはなにかとか、言葉を発するとはなにか、ということを、リーディング公演だからこそ考えられることもあるんだなあと。不思議な時空間だった。役者の皆さんも最高。

Posted by satoshimurakami