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3〜4年ぶりに健康診断を受けてみた。三鷹市が若年健康診査というのをやっているので、無料で。診療室に入ると看護士がへそまわりの腹囲を計測、その後仰向けになり、胸とお腹と両手首と足首に電極を10個くらいつけて心電図計測、採尿コップを受け取りトイレへ。待合室に戻るとすぐに呼び出され、体重と身長を同時に測定。機械に乗ると、頭の上からバーが自動で降りてくる。それから採血三本。「これまで採血で気分わるくなったことないますか?」「ほぼないです」「ほぼ?」「ちょっとふらついたことはあります」「ソファでもできますが?」「いや、ここで大丈夫です」注射器が刺される。何度やっても慣れない。痛みそのものは大したことないんだけど、針が刺さっているという状態が精神にダメージを与えてくる。三本の採血を数十秒で終え、針が抜かれる。ふう、とため息をついて目を瞑っていたら、看護士から「大丈夫ですか?」「大丈夫です」心配そうな看護士が三人くらい集まってくる。大ごとになってしまった。「五分くらい、そこのソファでおやすみになったほうがいいと思います」「じゃあ、そうします」採血椅子から立ち上がる「ふらつかないですか?」「大丈夫です」ソファに通され、仕切りのカーテンを閉められる。目を瞑って、休む。小さな試験管みたいな容器にしてたった三本、血が抜かれただけで調子を崩してしまうんだったら、動脈が切れたりしたら本当に大変なんだろう、すぐに死んでしまうだろうな、などということを考えた。カーテンが開けられる「大丈夫ですか?」「はい」僕は何回「大丈夫です」と言ったのだろう。「では待合室でお待ちください」待合室に戻り、本を開いて5分もしないうちに会計。次は結果の説明があるので、二週間後に来てくださいと言われる。

Posted by satoshimurakami