5月12日

よく「若いからできていいわよね」 「私も若ければやってみたかった」 と言われるけれど、そこでどう反応すればいいのかわからない。そうですね とは言うけれど。その台詞を言うことによって何を伝えたいのか。どういう意味で言ってるのか。たとえば僕はゲートボールをやっているおじちゃんたちに「としとってるからゲートボールできていいですね」とは言わないし、小学生とかに「まだ小さいから友だちと鬼ごっことかで遊べていいなあ」とは言わない。「若いからできていいね」の意味するものはなんなんだ。まったくわからない。何も言ってないに等しいと思って受け止めればいいのかな。

 

今日は昼ごろまで家の絵を描いて、今度は土浦に向けて出発。

風が強かった。徳澤さんから、「北関東は強風地帯だからくれぐれも気をつけて」との応援メールをいただく。なるほど。

本当に風が強かった。土浦までの距離は12キロくらいなのだけど、途中ほとんど田んぼや畑ばかりで遮るものが何も無くて、風がもろに直撃する。風速10~11mくらい。やばかった。車道から歩道に向けてのかぜだったから、万が一飛ばされても田んぼにおちるだけだと、そう思えたから進めた。もし逆向きだったら移動を断念してただろうと思う。かぜとたたかいながら、すこしずつ歩いていて、どんどん車に抜かされていってとにかく腹が立った。

あんなにでかいものが、風をもろともしないですごいスピードで走っていった。特にすこし大きなトラックが高速で抜いていくとき、その風圧でもろに衝撃を受けた。そばをぬける直前に、トラックからはじかれるように衝撃をうけ、抜いた直後には、逆に車道に吸いよせられる。やっぱり車は、なにかものすごく無理をして動いているのだと思った。

写真

土浦に着いたのが5時半ごろ。鈴木さんという人の部屋の前に家をおかせてもらう。この人は以前石岡市でアートサイト八郷という展覧会に参加したときにお世話になった人で、10日新聞を見て、連絡をくれた。僕は土浦を通る予定だったので、お邪魔することに。

鈴木さんにさっき描いた玉取の家(成島さんの旦那さんの家)の絵を見せたら

「この屋根の作り方と勾配をみると、多分もともと茅葺の家だったんだ」

と言ってた。なるほど気がつかなかった。風とたたかって疲れていたので9時過ぎには寝る。

 

Posted by satoshimurakami