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ドルトムントに滞在している。A&O HOTELというホテルで、ドイツのあちこちにチェーン展開している宿らしい。キングサイズのベッド(マットレスはシングルサイズのものが二つ並んでいるかたち)と小さな机と椅子二脚と、専用トイレとシャワールームがついて2泊で2人で1万2千円くらい。安い。0階には24時間オープンしているバーもついてる。ラウンジも広くて快適。奈保子はさっきまでベッドに座ってメールを返したり仕事っぽいことをしていたけど、さっきシャワーに入っていった。

この宿も良いけど、一昨日ドルトムントに着いた時に1泊だけ滞在したドルトムントフラッツという宿がとてもよかった。アパートスタイルで、ベッドとシャワールームとトイレに加え、キッチンと大きなソファとベランダもついている。ベランダには椅子とテーブルもある。それで2泊で1万円くらいだった。できればそこにそのまま滞在したかったけど、前の日記に書いた通り、ストックホルムからの移動に丸2日弱かかってしまい、1日ドルトムントに着くのが遅れてしまったせいでドルトムントフラッツには一泊しか泊まれず、延泊を申請しても部屋は空いていないと言われた。旅行には計画が大切だ。一人ならなんでも良いと思えるけど、二人だとなんでも良いとは思えなくなる。

今日は暑かった。ちょっと蒸していた。昨日今日とミュンスター彫刻プロジェクトを見て回った。そもそもドルトムントではなくミュンスターに泊まりたかったのだけど、宿をとるのが遅すぎて(4日前にストックホルムで)空いている宿は信じられないくらい高いホテルだけだった。一晩寝るのに何万円も何十万円もかける人の気持ちは、たぶん当面わからない。ドルトムントからミュンスターは50キロくらい離れているけど、電車だと40分くらいで移動できると検索結果が出てきたのでそれをあてにしてドルトムントにとった。実際には定刻でも50分くらいはかかるし、電車がよく遅れるので実際1時間以上はかかっていた。往復で二人で44ユーロ。不思議なことに3人でのっても同じ料金。DBの料金システムは最後までよくわからなかった。券売機で乗る電車の時間指定をさせられるが、印刷されてくるチケットには時間などは何も書いていない。「3時間有効」とかは書いてある。イタリアと同じだ。よくわからない。

奈保子がシャワーから上がっている。「このホステルはかなりかゆいところに手が届く感じだな」と言っている。確かに洗面台にティッシュが備え付けられているのはとても良い。だいたいシャワーに入ったあとは鼻をかみたくなるので。

このパソコンを置いている小さな机には、からになったペットボトルが3本置いてある。街を歩いてると喉が乾くので、ペットボトルに水道水を入れて持ち歩くのが通例になっている。

ミュンスター彫刻プロジェクトは、さすが10年に一回なだけあってどの作品も気合が入っているというか、リサーチが効いていてとても面白かった。ジェレミーデラーなんかは十年前から作品の計画を立てていたらしい。全ては回れなかった。半分くらいか。Arakawa Eiさんの作品が見られなかったのが悔しいのと、レベッカホルンの遺跡を使ったパブリックアートが日曜日の15時から18時しかやっていなくて、それが見られないのがとても悔しい。日本人は荒川さんの他に田中こうきさんも出してた。田中さんのはちょっと気持ちわるかった。一緒に過ごしたオリジンの違う人たちが議論してる映像をボイスの国で見るのは感動的だったけれど。ユイグの大規模な作品が怪しくて面白かった。スケート場だった施設の床を全面的に切りきざんで土砂を運び出して建物の中に渓谷のようなものをつくり、そこに蜂塚を置いて、イソギンチャクや赤い小さな魚が入った、中が見えたり見えなくなったりする綺麗な水槽を置いて、なんらかの「kind of biological cells」をcountする機械(と現場の監視員が言っていた)を置いて、天井に穴を開けて開閉する大きな蓋をつけていた。地面には一部水が溜まっていて、草がすこし生えていて不思議なビオトープがあったが、そこには蜂やハエがたくさん死んでいた。尋常ではないくらい死んでいるいので、何かが施されているとしか思えない。ちょっとカタログを読み込みたい。作品のアプリもあるらしいので後で調べようと思っていたけど、いまアプリをダウンロードしてみたら、そのアプリは作品がある場所で使うものだった・・。いまゆっくりと作品のマテリアルをみると「ヒト癌細胞」とある。頭がおかしい。

優勝はCosima von Bonin/Tom Burrという人。これはやられた。美術館の前の公共スペースにヘンリームーアの彫刻があり、その隣に、その彫刻がそっくり入りそうな大きさの「fragil」と書かれたクレートが積んである大きなトラックが駐車している。僕はてっきりヘンリームーアのパブリックアートの読み替えのワンアイデア作品かと思って「よいなあ」とか言って感心してたら、あとでカタログを見たらそんな浅い作品じゃなかった。建築学的なクレバーさもぷんぷんする。やられた。

あとは写真で何度も見たカバコフの空を見上げてテキストを読む作品を生で見られたのもよかった。監視員やインフォメーションセンターのスタッフがみんなとても愛想がよくて気持ちよい。展示作品の場所が書いてる地図を3ユーロで買える。これは別に買わなくても公式アプリを無料でダウンロードすれば地図は手に入る。展示は基本的に全て無料で見ることができ、赤い小さな布のリュックももらえる。あとセンスもステッカーももらえる。ステッカーは何枚でももらえる。地図を見ながら作品の近くまでいくと、地面に赤いスプレーで「SP>」というマークが書いてあるのでその>の方向に進むと作品がある。古い作品にはスプレーのマークはない。

あと古いクラブのなかに映像を展示していたBarbara Wagner&Benjamin de Burcaとパフォーマーが検索エンジンになっていたPiriciと焚き火で発電してiPhoneの充電したりWi-Fiを飛ばしたりしていたAram Barthollもよかった。しかし英語の聞き取りと読み取りがあまりできないのが本当に辛い・・。絶対に英語はなんとかせんとまじで話にならん。。起きるのが遅くて、起きてから3時間くらい0階のラウンジで飛行機をとったり宿をとったりして、15時半の電車にのったが遅れて17時過ぎにミュンスターにつき、それから自転車を借りて(16時以降は8.5ユーロ。21時まで)急いでまわった。急いでまわったので作品の撮影ができなかったのがくやしい・・。今後カッセルとヴェニスとベルリンとできればミラノでも撮りたい。ミュンスターは良い教会がいくつかあったのだけど。まあ仕方ない。

06230109 | 2017 | 未分類 | Comments (0)

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