12021826 | 

その後結局日の出は雲が邪魔して見られなかったけれど、朝焼けが綺麗だった。フェリーで大阪南港につき、16キロほど歩いた。

途中、西成の三角公園のあたりを通った。とても緊張した。公園や路上の隅には色々な人の荷物が積まれている。ここの人たちはまさしく町を家として使っているんだろう。でも緊張はしたけれど、不思議なフィット感もあった。このままここに家をおいて、公園や路上にたむろしているおじちゃんおばちゃん達に話しかけていったらそれもまた面白そうだと思った。誰にも話しかけられなかったが、嬉しそうに笑いながらすれ違うおばちゃんがいた。

そして谷町にある上町荘に家を預けた。しばらくこの現場の家とはお別れになる。大坪さんと岩崎さんが迎えて家を上町荘の中に入れるのを手伝ってくれた。その後フジマキコクバンに遊びに行ってフジマキコクバンの1周年記念をゆるく祝った。僕の「たくさんのふしぎ」の読者の家族も遊びに来てくれた。3年ぶりに会う人が二人もいた。二人とも、三年前と同じ仕事を大阪で続けていた。また会いましょうと言った。

その日のうちに夜行バスに乗り、松本の方の家に帰ってきた。1ヶ月ぶりくらいか。そんでいまは移動生活のまとめのために松本のガストにいる。もうガストに入って4時間近く経つ。喫煙席にいるけれど、禁煙席の方が圧倒的に混んでいる。これから全国的に喫煙者は減っていくんだろう。喫煙者はますます肩身がせまくなっていく。サイゼリヤも全店舗で禁煙にするらしいし。

とにかくこれからしばらくは松本だ。年末年始とかそういう時節がもうわけわからんことになっているけどこれでいいんだろうか。「道路」も冬のうちに書き上げたい。出版とか発表のあてはないけどとにかく書き上げてみたい。京都で道路を描いたとき、今までないくらいに文章に没頭する時間があって、それはしんどくもあるけどものすごく濃密な時間で、同時に危険な時間でもあって、また制御もうまくできなくて、そうか小説家はこういう世界で戦っているのかと感じた。

12021826 | 2017 | 未分類 | Comments (0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です