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風呂で考えたこと
・さいきんマイミーンズの「そういうことだった」を聞きまくっているせいで、もしかしたらあの一言が原因だったのかなあとか、あれとあれはつながるかもしれないと思ったときに、「そういうこと〜だったのか〜」という一節が脳内に流れるようになった。
・土屋公雄が最終講義で僕に向かって言った、「アーティストになんかなって欲しくなかった」という言葉。みんな笑っていたし、僕も笑っていたが、なぜこれが笑い話になるのか、考えてみたらよくわからない。そして、今考えるとそれが「こんなに苦労が多いのに報われない」というよりも、「制作なんかやってなければ、思い悩んだりせずに過ごせる日々がきっとあるのに」というニュアンスだとしたら、共感できる。
・遠藤一郎さんと先日神保町で偶然、しかも数年ぶりに再会してから、ものの1,2分で「さとし、あそべ」とわざわざ面と向かって言われたこと。あんなに真剣な「遊べ」は、聞いたことがない。背筋が伸びた。遊べと言われたのに。彼はまた、「遊ばないと、腐るから」とも言っていた。それは、いまとても、痛いほどよくわかる。彼からしたら、まだ僕の「遊ぶのが大切」という認識は甘いのかもしれない。彼はそれを感じたから、僕から何らかの、いっぱいいっぱいなオーラを受け取ったから、そう言ったのかもしれない。でも、昔よりは理解できるようになっていると思う。人は歳をとってしまうと、遊ばなくなる。気をつけないと遊ばなくなる。そしてそれは、その人は気が付かない方法で、その人を腐らせていく。