7月8日

文化村ル・シネマで『リーマントリロジー』を観た。
途中休憩を2回挟む、3時間以上もある作品だけど、この長さが重要だと思った。休憩中に映画館の外に出る体験含め、ものすごくいい時間だった…。回転するガラスボックスのなかで、三人の役者だけでリーマンブラザーズの3世代ぶんの会話劇。昔ロンドンで『バベル』を観たときのことが、やっぱり思い出される。まだまだできることはある…できることはあるのだ…。

おかげで途中休憩で入った喫煙所で、ハラスメントにならないように気をつけながら異性の部下と話をするのは大変だという愚痴っぽい会話が聞こえてきた体験もいい時間になった

男「髪切った?とかって質問も、それが相手に不快感を与える場合があるから、聞けないんですよ」
女「でも相手の子、慕ってくれてる感じじゃないですか?」
男「でもそれは、慕ってくれてるって自分が思ってるだけかもしれないじゃないですか。だから、とにかく自分からは踏み込めません。話しかけてくれたら、答えることはできますけど。性別を意識した発言はできない。同じように接しないといけない。かといって男の部下と同じような体育会系気質なことも言えないし、難しいっすね」

Posted by satoshimurakami