04302201

壁に備え付けの、不要になった換気扇のカバーを外したら、中でコウモリが熟睡していた。コウモリの家になっていた。ぷるぷる震えながら自分の糞に包まれて小さく丸まっており、つついても起きなかった。毎夜、目覚めてここからどこかに出掛けていき、明け方ごろにここに帰ってくるのだと思うと、なんとかわいい生き物だろう。だが家の中で共生はできないので、換気扇ごと解体して逃した。申し訳ない。

Posted by satoshimurakami