07021939
あるおばあちゃん(92)との会話
歳のせいで喉が弱っているのか、一歩歩く事に立ち止まるような話し方で言葉をつなぎながら、大切な言葉を沢山くれた。
おか ねは あった り なかった りで いいの。
ちょうど いいの が いちばん
(友達が自分を手伝ってくれたことを)ずっと おぼえておき なさい
やさい が すきで さか なもす き! さいこ うじゃ ない!
しょうがっこう にねんせいの ときに だいとうあせんそう が はじまった
むかしの ひとは ばかだった のよお! がっこうへ いくと B29が しょうがっこう の うえをとんでた そうしたら かえらなくては いけないの ぼうくうごうに
べんきょうなんか ぜん ぜん
わた しはね そうさく が やりたかったんだけど かなわ なかった
(読書が好きな自分に対し、「女は本なんか読まなくていい」と言っていた父親に対して母親が「女も読書をしないといけません」と言ってくれたことについて)わたしの ははおやは せかい いちりっぱ な ひとだった
この最後の言葉には涙ぐんでしまった。まっとうなことをまっすぐにいわれることがほんとうになくなったから。あるいは、いうひとがいなくなってしまったから、心の奥の奥まで突き刺さるものがあった