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いま自宅のトイレの改装工事をしていて、13時ごろに休憩を挟んだのだが、お腹は多少減っていたけどお昼ご飯は食べずに、まんじゅうをふたつだけ口に入れてお茶を飲み、一服して作業を再開した。昼ごはんを食べてしまうと、そこで気持ちが一旦リセットされてしまって、続きをするのが難しいと思ったし、炭水化物が入ると眠くなってしまうので、ここは最後までやり切ってしまおうと思った。
もしこれが賃金を得ながら集団で作業を進める「労働」だったならば、ぼくは12時のタイミングで作業を中断して昼休憩を強要されていただろう。しかも、そこでちゃんと「昼ごはん」を食べなければならない。そうすると、ぼくは眠くなってしまう。ひとりひとりが担当の仕事を持ち、昼休憩のタイミングなども自由な職場だったらいいのだけど、こういう肉体労働系の仕事でそんなフレックスタイムみたいなやり方はあまり聞かない。みんなで働き、同じタイミングで休憩を入れる、という現場は、個々の人間の「空腹との付き合い方」や「休憩のとりかた」を画一化してしまう。全員が1日3食ご飯を食べるという前提に立っており、おやつを食べながらの方が仕事が捗る人がいる可能性や、すこし寝てからのほうが効率よく作業を進めることができる人がいる可能性を潰している。すべて、成果ではなく労働時間で賃金を決めていることの弊害。

Posted by satoshimurakami