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実家の近くにあった駄菓子屋「お菓子のふたば」で、来月で閉店する旨が書かれた張り紙が貼られているのを発見し、一緒にいた友達に、ここは小さい頃から通っていた店で、閉店はショックだ、と説明している夢。私は涙ぐんでいた。夢の中で泣くのは珍しい。その店に私はなぜか大量の木材を預けてあり、家に持って帰らなければならないのだけど、車が停めてある駐車場がすごく遠くて,そこに停めたことを後悔した。休日の予定を立てる中で、ここに車があったら便利だろう、と思ってわざわざ選んで停めた駐車場だった。
お菓子のふたばの店主のおじさんと話をして、ここは昔からの思い出の店であることを伝えた。小さい頃に弟がこの入口で転んで頭から血が出たこともいまでは思い出になっている、と、いつの間にかその場にいた弟と一緒に伝えることもできた。
夢から覚めて気がついたが、現実にあの位置にあった店は駄菓子屋ではあるが「ふたば」という名前ではない。ふたば、というのはそこから数十メートル離れた商店街に実在したおもちゃ屋だった。夢に出てきたお菓子屋の店主は、その「おもちゃのふたば」の店主のおじさんだった。あの昭和の俳優みたいな堀りの深い顔立ちは夢でもしっかりと再現されていた。「おもちゃのふたば」も駄菓子屋も、現実ではとっくにつぶれている。