7月25日
×日町日誌より抜粋
いよいよ竣工式までの日が迫って来ました。とても楽しいプログラムになっていると思います。ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。簡単な飲み物、食べ物、お酒も用意しております。差し入れ歓迎です。
『竣工式のお知らせ』
プログラム:
7月28日(土)
・朝の部
10:30〜11:00 竣工式式典(挨拶・ライブペインティングパフォーマンス等)
11:00〜12:00くらい 直会(懇親会)
・昼の部
12:00〜18:00 展示(×日町の6つの家で展示を行います)
・夜の部
18:00〜19:30 ×日町祭(サマーパーティ・盆踊り等)
場所:×日町(まほろばの里川治 駐車場)
お問い合わせ:村上慧(08030221778)
今日は自分の家のドアをつけて、天助の雨漏りの穴を塞いで、屋根に絵を描いておりました。屋根の絵は完成したらのせます。
こちらに越して来て一ヶ月近く、いよいよ、いよいよです。
みんな結構疲れがたまっていまして、その"元気のない感じ"が、まほろばの里の職員さんにも伝わっていることを痛感する出来事がありました。
移住して来て、毎日思うことや起こった事を記録して、編集してインターネット上に乗っけているだけでいろんな反響があります。
「毎日日記を書く」という仕事を自分に与えると、日々を「ネタにできるものや、考えるトリガーを探す」目で過ごすことになります。そして、語られていないだけの物語達が、いつもそこら中に転がっていることに気がついてきます。
先日の打ち合わせで書記を橋本君が担当していたのですが、to doリストをつくってみんなの見える所に貼ろうという話のときに彼が
「『"to doリスト"をつくる』って書いた方がいいかな?」と言っていました。
その後
「そのまえに『"to doリストをつくる"って書く』って書かないとダメだなあ」と言っていました。
もちろん冗談ですが、仮に本当にその理屈でいくと、ずーっと「to doリスト」はつくれず終いだし、ましてto doリストに書かれた項目をする日など永遠に来ません。
to doリストを本当につくるには、必ずどこかで頭に入れて覚えないといけません。
ことをおこすには、記憶→記憶のプロセスじゃなくて記録→記憶のプロセスの方が大事です。
そして「なにかをやる」とか「なにかをやった」という"記録"だけ残ってもしょうがなくて、どこかで記憶に刻まれることによって、はじめてその"何か"に命が宿るのだと思います。"記録"は色あせるし、それだけ残っても仕方の無いものだけど、"記憶"は、人が語るかぎり、永遠に受け継がれていくものだと思います。
このプロジェクトで皆がやっている「日記を書く」「ブログを書く」という行為は、日々の編集と、それを表現することです。そうやって日々たまっていく表現は、ただ「どこかに保存しておきたい」思い出がたくさんつまった箱をつくりたいのではなくて、この記録→記憶のプロセスを促しつづけることを狙っています。
要するに何が言いたいかというと、みんなの記憶に強く刻まれるような竣工式を行いたいと思っているので、よろしくお願いします。
その他にも、いろいろとありますが、とにかく、竣工式ではぶっとばしていこうと思っていますのでよろしくお願いします。
毎日、1人で音楽を聞いて散歩する時間をとっています。ほんの数十分間ですが、この時間が、自分が今置かれている環境を、俯瞰して眺めるチャンスをくれます。
音楽の構造に憧れています。銀河くんは夜、ひっそりとギターを弾いています。かっこいいです。
村上