10月24日
僕がいま生きてる社会は、社会そのものにとって必要な役割がたくさんあって、その役割を人が交代して務めつづけることによって存続すると、ふと思いました。コンビニのバイト店員とか総理大臣とかアイドルとかもそうかも。もちろん新たな役割を作る人もいるかもしれないけど。僕たちの社会を存続させるために僕たちは日々予定をこなしてると思うと、やるせない気持ちになったり。
社会を存続させる、というか、例えば東京から熊本まで2時間で移動するためだったり、コンビニで24時間レッドブルを買えるようにするために、時間を割いて働いて、日々の予定をこなして年老いていく僕たちのこんな生活を相対化するためのリレーです。
来年は伊勢神宮の式年遷宮があります。式年遷宮は20年おきに全ての社殿を新しく建て直すものです。そうやって、建築の技術が後の世代に受け継がれていきます。「保存するために壊す」儀式です。
この話を知ったとき、歴史を繋げるためにモノを残すのではなくモノを壊す姿勢にえらく感銘をうけました
「家主リレー」の仕組みは、半分はこの式年遷宮から発想しました。成立するためには人がバトンタッチしないといけない作品です。リレーがとまると作品は崩れます。だからたくさんの人に来てもらいたいのです。。