2013年6月8日24時17分
2013年6月8日24時17分
昨日のバイト終わりから今日にかけて、御殿場に富士山を見に行った。遠足プロジェクトの制作のためもあって、観る必要があったのだ。新橋から23時57分発の東海道線に乗って国府津に向かったのだけど、戸塚で、何故か突然猛烈に気持ちが悪くなって、お腹が痛くなり吐き気もでてきて、たまらず電車を降りてしまった。
駅のトイレに駆け込んでなんとか収まった。けどもう電車がなかったので、国府津には行けず、戸塚の漫画喫茶で一晩明かした。
寝たのは1時過ぎだったけど、五時ごろには目が覚めた。最近、ながくても4時間半眠ると目が覚めてしまう。でも、漫画喫茶で目覚める時の、「ここはどこだっけ。俺はどうしたいんだっけ」みたいな、右も左も過去も未来も分らないような感覚は嫌いじゃない。
そのあと御殿場までいった。駅には登山客らしき人が十数人居た。外国人3人組が「フジー!」と叫んでいた。
富士山がよく見える所まで、バスもつかいながらのぼっていったけど、何故か富士山の周りだけ、まるで山を隠すように厚い雲がかかっていて、まったく見えなかった。
1時間くらい、待ってみたけど、雲はとれなかった。僕が居る所は日が射していたのに。でも、思い立って自分がいる場所の標高を調べてみたら、600mちかくあった。
「富士山は見えない」と思っていたけど、気がつかないうちにすでに富士山のうえに立っていたのだ。
富士山は、見るものでもあるけど、登るものでもあり、また営みを載せるものでもあった。この感覚は、いってみないと分らなかった。なんていう勘違いをしていたんだろう。
いまこの日記を書いているこの東京都葛飾区の僕の家も富士山の上にある、という見方もできなくはないと思う。
というか、本州全体だって、富士山に載っているという言い方もできる。どこからどこがこの山で、どこからどこがあの山で、なんて、人が恣意的に、話をスムーズにするための便宜上、区別しているにすぎない。
何日か前に、気象庁が「梅雨入り宣言」とやらをしたけど、その宣言を聞いてから今日まで、雨の日があった記憶はない。ずっと晴れているか、曇っているかだし、しかも毎日暑い。「この日から梅雨です」なんて判断はそんな明確にできるはずはないと思う。それと富士山の話もつながっているように思う。
でも富士山は、晴れた日にもう一度いきたい。