4月17日
僕は最後に一つの展覧会をやるために今の活動をしている。これは「プロジェクト」って言葉を聞いた時に連想する、なんかもやっとしたものではなくて、純粋な、展覧会というゴールのための、制作活動のつもりでやっている。それは昔ながらの、それこそモダニズム以前の画家の気持ちで。
誰とは言わないが、終わりのないプロセスや、より多くの人と繋がる事が史上の価値であるかのようなプロジェクトを展開している人達。彼らはプロセスに終わりを設けない事によって、批評から逃れ続ける。価値判断をさせない。ずるい。
僕はもっと具体的な、ひとつのイメージの力。形を持ったストーリーの力。一枚の絵の力を信じていたい。
今日も芸大に滞在。別件の仕事の絵を一枚描くなど。