4月25日
今日も茂原のいえに家を置かせてもらう。バイト先の馬喰町arteatというカフェ兼ギャラリーに行ってご飯を食べて、仕事用の絵を一枚描く。
夜に人と飲みに行く。新宿で。久しぶりに来ると、本当に人がたくさんいるんだなあと、馬鹿みたいな事を思う。みんなが、みんなとぶつからないように歩いている。
みんな必死だ。人にはそれぞれにしか分からない切実さがあるから、誤解を恐れて話ができない事もあるのだ。話がしたくないわけじゃない。とってもしたい話があって、それは本当は、他のどの話よりも真っ先にしたいのだけど、あまりにその話をしたいがために、誤解のないように伝えたいので、結果話ができない。だから、触れないで置いた方が良いこともある、ということになってしまう。
アクトオブキリングで、あそこに映っていた彼らは、言葉を使いこなすことを初めから諦めていたようにも見えた。知らず知らずのうちに、本当に話したいことが自分でも思いだせなくなる。「思い出せない」ということにも気がつかない。